・・・「カエル」つながりで「豊中市」のパブリックアートを紹介しましたが、大阪には彫刻や立体造形がまだまだありますので、特集してみることにしました。これまでに紹介した主なものは、
★「中之島緑道」
大阪・中之島の淀屋橋から肥後橋までの土佐堀川沿いの間に、大阪市制100周年記念事業の一つとして、彫刻設置を主テーマに整備された約400mの素晴らしい遊歩道があるのです。「中之島緑道」と名付けられ、10体の彫刻が配置されています。
※作品一覧
http://www.osakapark.osgf.or.jp/hfm_park/05nakanoshima/nakanoshima_01.html
★「御堂筋彫刻ストリート」
http://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/page/0000050399.html
大阪のメインストリートである御堂筋を市民や国内外からの来訪者に親しまれるアメニティ豊かな芸術・文化軸として整備していくため、沿道企業等からの寄付により、世界的にも一級品である彫刻を設置しています
※作品一覧 http://www.midosuji.biz/intro/sculplist.html
・・・先日は「梅田」界隈を紹介しましたので、少し東側にある「大阪アメニティパーク」から始めたいと思います。まずは、「JR桜ノ宮駅」から「源八橋」を渡ります。
◆「源八橋」
http://www.city.osaka.lg.jp/kita/page/0000000953.html
樋の口のほとりにあり天満源八町の濱より中野への舟わたしなるを以ってづくるなるべし 世に名高し
摂津名所図会大成に紹介された源八渡しの紹介文である。源八橋が架かるこの界隈は江戸時代、右岸側には大坂城代配下の役人たちが住み、対岸はのどかな農村風景が広がっていた。大川の両岸は桜の名所として名高く、今と変わらぬ花見客でにぎわいを見せていた。渡しの東には「中野の梅林」があり、人々はこぞって観梅にでかけた。
源八を わたりて梅の あるじかな
毛馬村に生まれた蕪村が詠んだ句である。橋のかわりに大川の両岸を結ぶのは、渡し舟だったのである。源八の渡しは、天満川崎と対岸の中野に渡されていた。正確には源八町(現天満橋二丁目)と東成郡中野村(現都島区中野町四丁目)を行き来していた。この渡しは明治40年(1907)大阪市営となり、昭和 11年(1936)源八橋の架橋によって廃止されている。平成10年(1998)には歩道拡幅工事が完成。この橋はゲルバー式鋼板桁橋で、幅11メートル、橋長201.2メートルにおよぶ。大阪市の都市計画事業・天満友渕線の橋として架橋された。モータリゼーションの普及により交通渋滞の解消を目的に昭和46年(1971)には東側半分が北側へ15メートル拡幅された。この橋の東詰下流には、大阪営林局の貯木場があったが、現在は在阪各大学ボート部の漕艇庫が立ち並ぶ。源八橋を知らない方でも、大阪市民レガッタや桜杯レガッタで先陣を競う姿を目にしていよう。練習にはげむ彼らの姿は夕映えのなかで美しい。この橋名は、地元からの強い要望で源八町にちなんだものとなった。しかし、一方では中野橋という言い方も残る。名称は子ども命名と同じで悩みはつきない。近代上水道が敷設される以前の大阪は、飲料水に悩まされた都市であった。井戸水はほとんどが飲み水としては不適で、生活用水として用いられていた。飲み水のほとんどは水売りとよばれた人々が水船で市中各所へ運び、水桶で各家庭に届けていた。そうした水汲み場のひとつが源八橋上流にあったのである。飲み水が川から供給されるほど澄んでいたのである。
◆近畿中国森林管理局
530-0042大阪市北区天満橋1-8-75/050-3160-6700
http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/index.html
大阪市にある林野庁の地方支分部局で、石川県、福井県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県を管轄する。
★「森林のギャラリー」
http://www.rinya.maff.go.jp/kinki/policy/business/sitasimou/gallery/index.html
「農林水産業やふるさとの情報発信基地」として近畿中国森林管理局1階を森林(もり)のギャラリーとして開放しています。多くの国民の皆様に対して「森林の保全・整備及び利用の促進、農林水産業、農山漁村及び中山間地域等の振興」に関する情報提供、普及啓発等に取り組んでいますので、是非足をお運び下さい。庁舎北側にあたる正面玄関を入ると、木を模した吹き抜けスペース「トゥリーアム」が皆様をお迎えします。そこから、木の枝張りを意識したヒノキの内装が続く通路「プロムナード」を経て、南玄関前「エントランスホール」へ。庁舎そのもので国産材利用の展示をしています。森林のギャラリーは、「農林水産業の情報発信基地」として木材利用の拡大や中山間地域等の振興に関する情報発信を行っています。平成24年度からは、従来の展示等に加え、「展示ボックス(450×520mmの大きさのボックスが24個ある常設展示ボックス)」を利用した常設展示を行っています。
・・・最高のロケーションですよね。
★OAP(大阪アメニティパーク)/大阪市北区天満橋一丁目8番30、50、60
https://www.mmc.co.jp/corporate/ja/03/06/environment/disclosure/oap/oap20020920.html
OAPは、三菱金属株式会社(現三菱マテリアル)大阪製錬所の跡地を再開発したものです。同製錬所は1891年、宮内庁御料局生野支所附属製錬所として発足し、1896年に三菱合資会社に経営移管され、1918年に三菱鉱業株式会社(現三菱マテリアル)に継承されました。1989年に閉炉するまでの通算して約1世紀にわたり、わが国でも有数の製錬所として非鉄金属製錬・銅加工等を行い、産業・社会の発展に貢献しました。この間、同製錬所は、関係法令等を遵守し、監督官庁のご指導のもとに操業しており、従業員や周辺住民への健康被害の事例は発生しておりません。
・・・いろいろ難しい問題もあるんですね。さて、クリスマスムードも盛り上がってまいりました。