大学ミュージアム(9) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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・・・「追手門学院小学校」東館建設時文化財発掘調査で、1596年に豊臣秀吉が築いた三の丸石垣1614年大阪冬の陣での講和条件に基づき、地中深くに埋められたものが発見され東門横に移設復元されていること。また、宮本輝さんの小説「泥の河」舞台の碑も紹介しました。“茨木市おそるべ市”で、「宮本輝ミュージアム」は紹介済ですが、“大学ミュージアム”として再掲いたします。



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◆【追手門学院大学附属図書館「宮本輝ミュージアム」】◆

567-0008茨木市西安威2丁目1-15072-641-9638

宮本輝ミュージアムは、追手門学院大学第1期生で現在も活躍する作家・宮本輝氏とその作品を紹介する場として、2005年5月追手門学院大学附属図書館内に開設しました。宮本輝氏の直筆原稿や、愛用品などを常設展示しているほか、作品をより深く感じていただけるよう、舞台背景の紹介や作品の魅力を伝える展示物などさまざまな角度から掘り下げた企画展を年2回開催しています。愛用品や直筆原稿などを常時展示しており、作品の世界を取り上げた企画展も開催して、一般の方々に対しても公開しています。小さいミュージアムですが、宮本輝さんのお人柄をしのばせる、穏やかで落ち着いた雰囲気を漂わせています。ユニークな魅力をいくつも備えていることも強調しておきたいと思います。今後はこうした魅力を十二分に引き出して、皆さんがいつ来てくださっても楽しめるようなミュージアムをめざしていきます。何よりも大学の、しかも大学図書館の一角にミュージアムがあるということは、格別ユニークな魅力でしょう。スタッフ一同は宮本輝ミュージアムを通じて、在学生に宮本輝さんの世界に親しみ、読書する悦びを感じてもらいたいと思っています。そして、宮本輝さんの世界に魅せられた皆さんにご来館いただき、『青が散る』の舞台として知られるキャンパスを満喫していただきたいと願っています。新設大学のテニス部員たちがテニスコート作りからはじめる逸話、宮本輝氏在学時代の追手門学院大学のエピソードが折り込まれています。テニスを通じて繰り広げられる青春小説。1983年TBSで連続ドラマにもなりました。宮本輝さんに導かれて地域と大学が手を取り合い、皆さんにもかかわってもらって、ともにつくりあげるミュージアム。そうした夢を実現するために尽力しますので、どうかよろしくお願いします。

・・・そして、同じ「茨木市」にある「梅花女子大学」も訪問しました。


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◆梅花学園澤山記念館」学園資料展示ホール

567-8578 茨木市宿久庄2-19-5072-643-8447梅花女子大学図書館情報センター学園資料室

梅花学園のあゆみは、1878(明治11)年1月、浪花公会(現浪花教会)の牧師であった澤山保羅(さわやまぽうろ)が中心となって、浪花公会と梅本町公会(現大阪教会)のキリスト教信者の有志が大阪の土佐堀に開校した梅花女学校に始まります。当時の学制における外国語学校としてのスタートでした。校舎を持たずに開校したため当初は民家や教会を転々とした梅花女学校でしたが、翌1879(明治12)年には土佐堀の開校の地に校舎を建て、変則中学として再スタートしています。次のような科目が教えられていたことが記録に残ります。「邦語(文章)英學(翻譯文典)數學(代數)理學(生理物理化學)史學(文明史)修身音楽(唱歌)講談(談話)體操裁縫地学(地質學 生學(植物學)星學(天文學)理財(寶氏經濟學)家政(家政要史)」(明治16年の文部省第十一年報より)。1908(明治41)年、梅花女学校は土佐堀から北野に移り、この地で高等女学校、女子専門学校が開校しました。さらに1926(大正15)年、両校は豊中に移転し、戦後の学制改革を経て、梅花学園は、豊中校地に高等学校・中学校・幼稚園、茨木キャンパスに大学・短期大学部を擁する女子総合学園として発展を遂げています。


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学園資料展示ホールでは、1878(明治11)年以来、135年を超える梅花学園のあゆみを写真、資料により紹介しています。みなさまのご見学をお待ちしております。梅花学園創立110周年を記念して建設された澤山記念館は、1988(昭和63)年秋に完成しました。建物は、延床面積2535平方メートル、2階バルコニー席を含めて900名が収容できる大講堂、295名収容の礼拝堂、「梅花学園のあゆみ」が常設展示されている学園資料展示ホールなどが設けられています。


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なかでも、礼拝堂は、正面聖壇上の約13メートルの高さに光天井が設けられ、聖なる十字架のステンドグラスは荘厳な雰囲気を漂わせ、関西最大クラスの電子オルガンも設置されています。この澤山記念館は、梅花学園のシンボルであると同時に、すぐれた建築物として認められています。丘陵地の自然にうまく組み込まれながら、全体のボリュームが存在感にあふれていることが高く評価され、1989(平成元)年11月に第13回「HIROBA」作品賞を受賞。また、第14回建築士事務所全国大会会長賞も受賞しています。


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・・・キャンパスに生形貴春さんの作品「輪の仕掛/跳躍」(1996)がありました。