四国へ(8) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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◆映画館「地球館」跡

市内には電灯やガスが通じ、まちには、カフェーやバーが登場し、文化やモダンという言葉もサラリーマンの間で流行しました。大正時代は、無声の活動写真の時代。大正10年11月、市内の映画館が建ち、後に香川県初の洋画の映画館として改造し親しまれた。丸亀は文化水準が高いと言われました。


※【参考】映画館世界館(善通寺市鎌倉町)

善通寺市鎌倉町にかつて存在した映画館「世界館」った。「世界館」は、大正10年春竣工、同年11月7日、完成開館するも11月21日全焼。大正11年春、上棟。同年11月の陸軍特別大演習までには再建開館したらしい。「世界館」の名前は、ドボルザーグが明治26年に作曲した「新世界交響曲」に由来するという。「世界館」の建築様式は、当時欧米で流行したアール・デコ様式によっていたという。昭和63年に閉館。建物は老朽化のため、平成4年に取り壊された。「世界館」は、その後平成16年に大阪弁天町にて復活しております。

※「世界館」552-0001大阪市港区波除6-5-1506-6567-9824(劇場)

大正10年、四国の善通寺の寺門前に「世界館」という劇場が誕生しました。この地の人たちに娯楽と夢、そして希望をと願って創られたものです。その後、「世界館」は地元の人たちに楽しみと夢を与え続けますが、惜しくも昭和63年に閉館となりました。しかし、平成16年に大阪のベイエリア(港区弁天町)に再び姿を見せる事ができました。大阪をはじめ関西圏は、まるで文化が不要といわんばかりの状況で、大企業におけるバブル時代のメセナ活動やフィランソロフィ感覚は、次々と失われているのが現実です。今こそ、若いアーティスト達が伸びやかに、楽しみ、本来の力を発揮して、将来への夢をふくらませて欲しいとの大きな願いをこめて「世界館」が再登場しました。大企業や公共事業体による大劇場とはことなり、かつては賑わいをみせた大阪のベイエリアの、情緒と興奮と華やかさのある「世界館」で、心身ともに健全な大阪の、よりよき芸術のためにも、多くの方が活用されることを願っています。


・・・四国と大阪がこんなところでもつながっているんですね。



えい1


◆重元果物店/香川県丸亀市浜町115-2

桁行6間梁間3間木造2階建入母屋造本瓦葺の商店街に面した町家建築である。2階外壁は黒漆喰塗と黒色タイル貼で仕上げる。香川県内では丸亀と多度津の市街地で限定的にみられる手法で地域色のある建築意匠の遺構として貴重である。



2013丸亀おもてなし商店実行委員会(瀬戸内国際芸術祭)

2014まるがめみちあかりプロジェクト準備室「まちのてしごとあかり展」


・・・古い建物が若いアーティストたちのために活用されています。


えい2


さまざまな形で涼演出/JR丸亀駅でうちわ展

国の伝統的工芸品に指定されている特産品・丸亀うちわの展示会「なごみ・夏・丸亀うちわ展」が、香川県丸亀市のJR丸亀駅構内で開かれている。今年はうちわの形にスポットを当てた展示で、小判形や満月形など風に揺れるさまざまな形のうちわが、ひとときの涼を演出している。8月20日まで。丸亀うちわ展は、市観光協会(森茂会長)が1日に約8千人が利用する丸亀駅に四季折々の特産品などを飾り、観光PRにつなげようと行っている「丸亀歳時記」のイベントの一つ。うちわ展の開催は9回目。改札口の正面には、涼しげな展示コーナーが設けられ、「組みうちわ」「一文字」「中満月」など、昔ながらの形を基本に、他産地の要素も融合して発展してきたさまざまな形の丸亀うちわ約15本を展示。うちわ業者が営業の際に見本として使った1967年の張りうちわ14本を並べたコーナーもあり、駅利用者に市が誇る伝統工芸品の魅力を伝えている。


えい3


・・・そろそろ、四国とお別れです。


えい4


・・・羽曳野市にもどってきました。以前紹介した、羽曳野市民ギャラリーに早速行ってきました。


えい5


◆羽曳野市民ギャラリー「はにわに学ぼう」平成26年8月16日~平成27年1月11

今から約1,600 年前、ここ古市に突如として巨大な前方後円墳が出現し、その後およそ150 年もの間、古墳群内では前方後円墳の他、円墳や方墳などいろいろな形の古墳が、さまざまな大きさで造り続けられました。これらの古墳にはたくさんの埴輪が並べられ、古墳を飾り、独特の空間を創り出していました。今回の展示では羽曳野市の各古墳から見つかった埴輪を紹介します。子どもの身長を上回る応神天皇陵古墳の円筒埴輪の大きさは、大王墓を飾るにふさわしいものです。また、網代で編んだ屋根に鰹木を載せた栗塚古墳の家形埴輪は大王の館を彷彿とさせます。これらの“はにわ”を通して、古墳時代の造形美を感じ、古墳が築かれた当時の社会背景や文化に思いを馳せ、世界文化遺産登録をめざす古市古墳群の普遍的な価値に関心を向ける機会になれば幸いです。


・・・展示期間が長いので、ぜひ羽曳野市にもお立ち寄りください。