・・・「NPO法人うちのの館」の原点である「藤岡家住宅」へ。
・・・あいにくの天気でしたが、来ただけの甲斐がありました。
・・・まさしく「家」そのものがミュージアムだということを証明してくれています。
◆藤岡家住宅◆
637-0016奈良県五條市近内町526/0747-22-4013
登録有形文化財「藤岡家住宅」は、五條が生んだ俳人・藤岡玉骨の生家です。長年空き家になっていましたが、現当主が修復、「NPO法人うちのの館」が管理して、2008年11月に公開されました。藤岡家は両替商、質商、薬種商、紺屋なども営んだ江戸時代から続いた庄屋で、江戸から明治期にかけての十棟が残る。1832年に建てられた母屋を中心とした10棟が約1,660平方メートルの敷地に残っています。壁や梁、壁などの造りから、藤岡家の繁栄がうかがえる見事な旧家。玄関から入ってすぐ左手が店の間。手前は味噌や醤油を寝かせた「味噌部屋」、並びには女中部屋と思われる一角もあったという。奥の格子戸の向こう側は、かつては壁で空間を仕切り、かまども設けられ、台所として使われていたと考えられている。上を仰げば厨子二階の煙出しも見える。特に、控えの間、貴賓の間、茶室は、洗練されたデザインの桟や欄間、建具などが美しく、日本の伝統的な意匠とわびさびを今に伝える、貴重な資料です。
移り変わりの激しい日本の街並の中で、日本人の心が宿る街並を残していくことも、今を生きる私たちの大切な役割です。この藤岡家住宅の一角に、「旧家再生研究所(住友林業ホームテック)」は旧家リフォームの紹介施設として常設展示室も開設しています。
・・・こういう企業・業者とのコラボこそが重要だと思います。
・・・とても元気をいただき、雨でしたが周辺も散策してみました。




