・・・華岡青洲のことが気になって、
◆青洲の里◆
649-6604紀の川市西野山473/0736-75-6008
世界初の全身麻酔を使った乳ガン摘出手術に成功した華岡青洲。その偉業を顕彰し、楽しく学べる施設として作られたのが青洲の里です。青洲が作った住居兼診療所「春林軒」、建築家、故・黒川紀章氏の設計による蔓陀羅華(マンダラゲ)の花をモチーフにデザインされたフラワーヒルミュージアム。ミュージアムには青洲の記録を展示した展示室、またレストランでは紀の川市がすすめる食育の拠点として、地元で生産された四季折々の食材を活用したお料理を、バイキング形式で楽しめます。
●フラワーヒルミュージアムは、建築家 故黒川紀章氏により設計されたユニークなデザインの建物です。内部には華岡青洲の遺品や資料を展示した展示室、バイキングレストラン、多目的室などがあります。
●春林軒(住居兼診療所)
華岡青洲がもともと住んでいた家は現在の春林軒と華岡家墓地との中程にあって大きさは20坪ほどの茅葺の小さなもので、華岡家は何代か前の先祖からそこに住んでいました。青洲もその家で生まれ青洲が家業を継いでからもその家で診療や研究を行っていたのです。
1804年(文化元年)青洲が麻酔を使った乳ガン手術に成功し、その名声が広く知られると、全国から患者が押し寄せ、青洲の華岡流外科を是非学びたいとたくさんの入門希望者がやってくるようになりました。今のままでは充分な診療や門下生の指導を行えないと考えた青洲は思い切って新しい診療所を建設することを決め、建坪220坪(660平方メートル)というかなり大きな屋敷の新築工事を始めました。それがいつ頃かはハッキリと分からないのですが、おそらく文化年間(1804年~1816年)の中頃か末頃であったであろうと言われています。青洲はこの木の香しい屋敷を「春林軒」と名付けました。「楽水堂」とも呼んでいたようです。春林軒は大正時代まで平山にありましたが、大正12年(1923年)に持ち主が変わり主屋は旧粉河町に移築されました。
平成9年(1997年)に、春林軒を再建することになり、主屋は保存状態もよかったので元の平山の地に戻されました。現在の春林軒は、主屋と蔵は青洲が活躍した当時の建物で、その他の建物は調査資料に基づいて復元されたものです。
・・・お土産は「紫雲膏」です。