・・・環境のことなど考えていると、急に「自然史博物館」に行きたくなって、
◆【大阪市立自然史博物館】◆
546-0034大阪市東住吉区長居公園1-23/06-6697-6221
この博物館は大阪市立自然史博物館といいます。「自然史」という言葉に耳慣れないものを感じた人もいるかもしれません。いったい何のことでしょう。自然史というのは英米語でいうナチュラル・ヒストリィ (Natural History)の直訳です。明治時代には博物学と訳されていました。この古い訳語は広く自然界にある、おびただしい事物に関する知識を集積する学問、という意味です。今日、科学技術の異常な発達は、それが必ずしも私たちに幸せばかりをもたらすとは限らない、ということがわかってきました。よりよい未来を築くために、とりわけよりよい身近な環境を維持するためには、狭い専攻分野のことしか考えていない専門家にまかせきりにはできません。 市民の一人一人に、自然界の構造や諸関係についての幅広い知識が要求されます。とりわけ、人間の生活が自然と強く結びついていること、その結びつきは人間の歴史とともに変わってきたこと、人間そのものが自然の進化の中で生まれてきたこと、をよく知る必要があります。広く自然に関する知識を集めるだけの学問だったナチュラル・ヒストリィを、現代の人類に重要な学問--人間の自然との関わりを発達史的見地から理解する学問--として再建しよう、そういう意志のもとに自然史と表現したわけです。私たちは、人間との関わりの中での自然発達史を理解していくことこそが、科学を市民のものとし、そして私たち自身の未来を保障する道だと考えています。
大阪市立自然史博物館はこうした目的でつくられ、展示をはじめとした諸活動もこの線に沿って展開されています。自然史博物館では、こうしたテーマを「身近な自然」「地球と生命の歴史」「生命の進化」「生き物のくらし」と題した4つの常設展示室、そして特別陳列や特別展を通して展示すると共に、年間80~100回程度開催される様々な観察会や講演会などの行事などを通じて様々な角度から、わかりやすく伝えていきたいと思っています。是非実際に博物館に来て、1万点の展示資料が語る自然史の世界をお楽しみ下さい。
※ここのミュージアムショップは、私の好きなグッズがいっぱいあるので・・・危険です。ネットでも購入できますよ。
●大阪市立長居植物園
長居公園の東南の一角に、その約3分の1(総面積24.2ha)を占め、大阪地方の太古から現時に至るまでの森林を再現した「歴史の森」やバラ園、ボタン園などの鑑賞園、人間の生活にかかわりのあるハーブや果樹などの植物を集めた教材園、各種見本園など、自然から学び豊かな情操を養うことを目的として昭和49年4月(1974.4)に開園しました。数多くの野鳥たちが集まる自然の楽園の中には、四季を通じて咲くいろいろな 花や、約1,000種類もの樹木があります。その中には、生きた化石といわれるメタセコイアや、巨木樹として知られるセコイア(第三期植物群)、アケボノゾウが生きていたころの明石植物群、1万年~200万年前の大阪の原生林(氷期・間氷期植物群)、照葉樹林、二次林など大阪の樹木を時代別に、その代表種によって再現しています。園内に併設された自然史博物館では、自然とのふれあい、人間と植物とのかかわりをわかりやすく説明しています。昭和56年10月(1981.10)には、都市緑化植物園として整備をおこない、みどりの相談所が設置され、平成13年には、花と緑と自然の情報センターがオープンしました。大阪市における花と緑と自然の情報ネットワークの中の核施設として、花と緑と自然に関する、あらゆる情報の収集・蓄積・発信基地となる『花と緑と自然の情報センター』が植物園内にオープンしました。植物展示や映像、図書コーナー、緑の相談コーナー、各種講習会など、花と緑と自然の情報センターで開催しています。
・・・展示物も紅葉も、そしてお土産も大満足でした。