大阪城(14)
■石州半紙(せきしゅうばんし)島根県浜田市三隅町
万葉歌人・柿本人麿呂により奈良時代から始まったとされ、江戸時代には、浜田・津和野両藩において盛んに生産された。昭和44年に国の重要無形文化財に指定されている。石州半紙は、繊維が長く幅が太く、また非常に強靭であり粗剛でたくましい地元産の「コウゾ」を原料にして作られる。漉きの段階で、同じく地元で取れる「トロロアオイ」の根の粘液を使用することにより、紙床から紙をはがしやすくしている。製品は、強くて粘りがあり、紙肌は黒っぽいが書いて字がにじまないのを特徴とする。現在、書籍・書道半紙・短冊・名刺等、多種多様の用途がある。強靭で光沢のある品質は、日本の手すき和紙では最高の水準にある。
無料「紙漉き体験」コーナーがありました。興味深くながめている親子連れがいましたので、いっしょにやろうと声をかけて体験しました。
私は、福井県・越前和紙に続いて2度目の体験です。
■無形文化遺産(Intangible Cultural Heritage)
ユネスコ総会で採択された「無形文化遺産保護条約」の第2条において、「ユネスコ無形文化遺産とは、慣習、描写、表現、知識及び技術並びにそれらに関連する器具、物品、加工品及び文化的空間であって、社会、集団及び場合によっては個人が自己の文化遺産の一部として認めるものをいう」と定義されています。同条約においては、無形文化遺産の重要性についての意識を向上させるために、ユネスコ内に設置された無形文化遺産保護に関する政府間委員会によって、人類の無形文化遺産の代表的な一覧表を作成することとされている(第16条)とされ、一般には、この一覧表に掲載される無形文化遺産を、世界無形遺産や世界無形文化遺産といった俗称で呼ぶこともあります。そのユネスコ無形文化遺産の保護に関する条約に基づく「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」76件の一つとして、2009年に「石州半紙」は記載されました。
紙漉きは短時間で・・・こんなの出来ました。
ハルカスのイルミネーションです。天王寺公園では・・・
■天王寺イルミナージュ
天王寺公園(大阪市天王寺区茶臼山町)で10月31日、翌11月1日から始まる大規模イルミネーションイベント「あべの・天王寺イルミナージュ」の内覧会が行われた。「神戸イルミナージュ」なども手掛けてきた日本イルミネーション協会(北区)が主催。日本一高いビル「あべのハルカス」が見渡せる同園での開催は2回目。前回は82日間で入場者数が8万3665人。今回は92日間の開催で集客目標は20万人。会場では、LED約200万球で施したイルミネーションを展示。ゲート正面広場に高さ約15メートルの光のツリー「ワンダーランドツリー」、イルカの群れが泳ぐ海をイメージした「アメージングオーシャン」、約100メートルの遊歩道が7色の光に彩られる「レインボー・プロムナード」など。開催時間は17時30分~22時(点灯は21時30分まで)。入場料は、大人=1,000円(中学生以上)、小人=500円。来年1月31日まで。