高野山(5)
高野山に向かう途中、「紀伊神谷駅」を通過しました。
とうとう高野山に入りましたが・・・
不動坂は単車で通行できなかったので、どの道から入ったのかを確認して現在地を把握・・・
そして、まず「女人堂」に直行します。
高野山の諸堂を取り囲む峰々を繋ぐと蓮の花が開いた形をしているといわれます。その中でも弘法大師廟のある奥の院を囲む摩尼山、楊柳山、転軸山は高野三山と称され、女人禁制で山内に立ち入ることのできなかった女性が辿ったこの尾根道が女人道です。開山から一千年余り、明治5年に解除されるまで(山内居住が認められるのは明治39年以降)女人禁制はつづき、御廟を拝みたいという信仰の心や、身内で出家した人をひと目見ようとの思いでこの険阻な道を辿ったのでしょう。
■女人堂
高野山への七つの主な道は高野七口(不動坂口、大門口、龍神口、相の浦口、大滝口、大峰口、黒河口)とよばれ女性はそこからは山内に入れず、各入口には女性のための籠り堂として女人堂が建っていました。現在は不動坂口以外は女人堂跡が残っているのみです。女人堂の向かいのバス停の横から女人道は弁天岳へとつづきます。石の階段を上れば、しばらくは少し細いですが比較的歩き易い登山道が続きます。