高野街道(72)
美加の台駅まで、もどってまいりました。
「延命寺」に行くまでに・・・
■興禅寺/河内長野市美加の台
曹洞宗の寺院。本尊は観世音菩薩。伝承によれば行基により創建され、神護景雲元年(767年)に古稱陀洛山神宮寺または大乗院と称し、上宮神を鎮守(現在の赤坂上之山神社)として完成した。元禄12年(1699年)に曹洞宗に改め、伽藍を禅宗様式に増改築した。池には斑蓮(まだらはす)と呼ばれるハスがあり、これは創建当時に植えられたもので、現在では全国に数箇所しかない珍しい種類のものである。また、池の周りには多数の羅漢像がある。木造阿弥陀如来坐像は平安時代末期のもので国の重要文化財である。
■赤坂上之山神社/河内長野市美加の台
もともとの名前は上之宮。行基により神護景雲元年(767年)に古稱陀洛山神宮寺(現在の興禅寺)の鎮守および河内国錦部郡の総社として創建されたとされる。仲哀天皇、神功皇后、応神天皇を祭神とする。神仏分離令により興禅寺が分離されたときに赤坂上之山神社と呼ばれるようになった。その後、近隣の神社を合祀し、神撰幣帛料供進社に指定された。本殿は文化時代のもので応神天皇の遺髪が埋められているという言い伝えがある。現在でも、興禅寺との神仏習合の名残で、鳥居を通って赤坂上之山神社に参拝するには興禅寺境内を通る必要があり、興禅寺の鎮守社に見える(ちなみに住所、宗教法人名、代表者は興禅寺とは別個である)。
・・・なかなかユニークなお寺と神社でした。
スケッチの団体さんがおられて・・・
■延命寺/河内長野市神ガ丘
真言宗御室派の寺院。山号は薬樹山。弘仁年間(810年~824年)、空海が地蔵の石仏を刻んで本尊としたのが当寺の始まりとされる。寛永16年(1639年)に、この地に生まれた浄厳が伽羅山延命寺に寺号を改め中興する。延宝5年(1677年)、薬樹山延命寺に寺号を改め、本尊も如意輪観音に改められた。紅葉の名刹として有名で大阪みどりの百選に選ばれている。樹齢1000年とも言われている巨大なカエデ(もみじ)の老木は「夕照もみじ」といい大阪府天然記念物に指定されている。
すぐ横が、長野公園・延命寺地区で、お寺も素敵ですが「長野公園」もなかなかのものです。