東高野街道(52)
川西駅からすぐのところに・・・
■錦織神社/富田林市宮甲田町9-46
このあたりは、もとは河内国錦部郡に属し、錦織の地名も古くからこの地域に居住した百済からの渡来人が綾織、錦織を朝廷に献上したことに由来すると考えられています。当社は大和川支流の石川の谷に位置するところから、建水分神社(千早赤坂村)、美具久留御魂神社(富田林市宮町)とともに古くから河内国の三水分社として広く信仰を集めていました。南側の大石鳥居からのびる長い参道は、かつて流鏑馬(やぶさめ)の式が行われたところで馬場先といい、その奥に本殿と二摂社があり、ともに国の重要文化財に指定されています。本殿は室町時代の築造で、唐破風の上に千鳥破風をのせた独特のもので、漆塗りの極彩色の華麗な様式は、日光東照宮拝殿などの原型となっています。摂社も本殿と同世代の優れた建造物で、これまで修理が繰り返されてきたものの痛みが激しいため、桧皮の葺き替え修理が行われました。現在では、桧皮は文化財の修理でも手に入りにくい貴重な建築資材となっています。
・・・この狛犬は顔部分が壊れて、とてもユーモラスなのでそのままにしてあるのかな?と思うほどの傑作です。
その神社のすぐ隣にあるのが・・・
■富田林市立川西小学校教育歴史資料室(旧川西尋常小学校)富田林市新家1-3-1
登録有形文化財(建造物)。昭和9年の室戸台風後の復興校舎で,玄関・職員室と高等科教室1室を残す。教室の天井を船底天井とし,室内天井下に挟み方杖を見せるなどの構造的な特徴のほか,東妻面に玄関ポーチを配して半切妻の2重構成とするなどの意匠的な見所もあわせもつ。
・・・すばらしい教育環境、いつまでも大切にしてほしいものです。
「滝谷不動駅」までやってきました。
ここまで来たら、行くしかないでしょ。