東高野街道(34)
大和川の付け替えが歴史的に大きな意味を持ち、その影響は各地・街道に残されている。ということで、ぜひ訪れたかったのが・・・
「天王寺屋地蔵」そして「稲生神社」・・・どちらも新田開発に関係がある名前ですね。
「長瀬川」は整備されて、旧川床は公園になっています。
ようやく、たどり着きました。見事に整備されていて驚きました。
■安中新田会所/八尾市植松町1-1-25
旧植田家住宅は、旧大和川主流である長瀬川左岸(旧大和川の左岸)にあり、大和川付替えによって開発された安中新田の「会所屋敷」の地を継承したものとみられます。建造物としては、主屋の他に道路に面し周囲を区切る表門とその右脇の土蔵と奥の主屋と接続する土蔵、控舎(番部屋)などがあります。『安中新田』の開発は宝永元年(1704年)の大和川付替え後ですから、会所としての「会所屋敷」の建物は、これ以降の建造物になります。主屋と土蔵一は、江戸時代後期のもので、主屋の土間部分は会所当時の姿を留めている可能性があります。表門と控舎は明治中期、土蔵二は大正後期に建てられたと考えられます。旧植田家住宅は、江戸時代の集落の成立とともに高く評価され、現在の歴史景観からみても貴重な建造物です。
八尾市が歴史文化を大切にしておられることは、街道めぐりの先々で感じているところです。
ということで・・・次は「寺内町」に行って見たいと思います。