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モアイ


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2011年4月17日毎日新聞

真新しい電柱が林立する宮城県南三陸町・志津川地区で海辺の公園、ここに大津波に洗われ胴体だけのモアイが立っている。辺りを捜すと50メートル先に、鼻先を欠いた頭部があった。チリ・イースター島のモアイ像、91年にチリから贈られた、と胴体下の石板に刻まれている。全長3・5メートル、重さ20トン。1960年のチリ地震津波で41人が亡くなった旧志津川町の復興30年を記念し、本物と同種の石で造られた。復興・防災・友好の象徴として公園に置かれ、マンホールのふたなどもモアイ像をあしらっている。


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町内の県立志津川高では、情報ビジネス科3年生8人が観光資源化を目指す「南三陸モアイ化計画」を進めていた。5月に商品化する予定だった洋菓子や、携帯電話ストラップの試作品が残る。指導教諭の茂木安徳さん(28)は「モアイをシンボルに復興を遂げるよう生きたい」と決意を語った。新3年生と計画を続けるつもりだ。イースター島の言葉で「モ」は未来、「アイ」は生存を意味する。未来に生きる--。そんな話を聞くと、真一文字に口を結んだこの像が、被災した人々の固い決意を宿しているように思えてくる。


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2012年3月29日産経新聞「モアイ像」寄贈を表明/チリ大統領、南三陸町に

野田佳彦首相は29日、チリのピニェラ大統領と官邸で会談した。大統領は東日本大震災で、宮城県南三陸町に設置されていたチリ領イースター島の巨石遺物モアイ像の複製が破損したことを受け、同島の石を使用した複製を寄贈すると表明した。「より大きなモアイ像を贈りたい」と述べた。1960年のチリ地震津波で大きな被害を出した南三陸町には、91年から津波からの復興とチリとの友好のシンボルとしてモアイ像が設置されていた。大統領は「両国が自然の力でつながっていることを忘れないメッセージを込めたい」とも語った。


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大統領は30日に、破損したモアイ像の頭部を保管している南三陸町の県立志津川高校を訪問。モアイ像を寄贈する考えを直接伝達するとみられる。


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2012年3月30日

チリのピニェラ大統領は30日、東日本大震災で被災した宮城県南三陸町を訪問した。同町は1960年のチリ地震津波でも被災し、91年にチリから巨石遺物モアイ像を贈られるなど交流があり、実現した。大統領は午後、町職員ら41人の犠牲を出した防災対策庁舎を訪れ黙とう。その後、被災した病院やがれき置き場などを歩いて見て回った。震災で破損したモアイ像を保管する県立志津川高校にも立ち寄り、生徒らに「もっと壮大なモアイ像を寄贈させていただきたい」と約束。


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「日本頑張れ」と日本語でメッセージを送った。志津川高校は2010年からモアイ像を防災のシンボルにしようと、グッズの製作をしており、大統領にストラップや缶バッジ、特注のカレンダーをプレゼントした。