バレンタインは・・・ゲロゲロ
私のカエル好きは浸透していて・・・
このようなチョコをいただけるなんて・・・
もちろん「義理チョコ」なんだけど・・・
愛を感じてしまうなあ。
■新発見の豆粒大のカエル(Microhyla nepenthicola)。2010年8月25日に初めて“新種”として発表されたが、その存在はかなり前から知られていた。鉛筆の先に乗るほどの小ささだ。世界最小レベルのこのカエルは、ブルネイ、インドネシア、マレーシアの3カ国が領有するボルネオ島のマレーシア領で発見された。熱帯雨林に自生する食虫植物の内部や周辺で生息しているという。調査チームのメンバーで、マレーシア国立サラワク大学の爬虫類両生類学者インドラネイル・ダス(Indraneil Das)氏は、「100年以上前の標本を博物館でいくつか見たことがある」とコメントしている。「当時は別の種の子どもと判断していたようだ。今回の調査で新種の成体と判明した」。
■世界最小のコヤスガエルの1種、ブドウ粒ほどの大きさしかないマカヤ・ブレストスポット・フロッグ(英名:Macaya Breast-spot Frog、学名:Eleutherodactylus thorectes)。ハイチ南西部、オット山地にあるフォルモンとマカヤの峰々(標高1700~2340メートル)にしか生息していない。「こうした森林地帯はハイチの多くの人々にとってあまりなじみがない」と、コンサベーション・インターナショナル(CI)で両生類保護に取り組むロビン・ムーア氏は語る。「森は奥地にあり、行ったことがある人もわずかなため、“保護すべきものは何も残っていない”とハイチでは言われている。だからこそ、2011年1月、今回再発見されたカエルを通して現地の人々に森の本当の姿を知ってもらい、“これほどすばらしい財産であり、カエルたちだけでなく人類にとっても大切なのだ”と伝えたかった」。
■1センチ未満、極小の新種カエル2種
パプアニューギニアで新種のカエルが2種発見された。どちらも1センチに満たない極小サイズだという。今回見つかった新種は、それぞれ学名をPaedophryne dekotとPaedophryne verrucosaと名付けられた。前者のdekotは地元の言葉で「とても小さい」という意味で、体長はおよそ8.5~9ミリ。後者は皮膚にこぶが多数あることから、ラテン語で「いぼだらけ」を意味する名前を与えられた。こちらの体長は平均で8.8~9.3ミリ。これまで世界最小のカエルとされていたのは、やはりPaedophryne属の仲間で、体長10ミリ程度のものだった。今回の新種は、世界最小のカエルというだけではなく、世界最小の四足脊椎動物でもある。「小型のカエルが新しく見つかるたびに、いつもその小ささに驚いている。まったく、可能性の限界に挑戦しているようだ」と、コンサベーション・インターナショナル(CI)の両生類の専門家ロビン・ムーア氏は言う。ムーア氏は今回の研究には参加していない。
新種のカエル2種を発見したのは、ハワイにあるビショップ博物館に所属する脊椎動物学者のフレッド・クラウス氏。2011年に、パプアニューギニア南東部の孤立した山岳地帯を調査していた。クラウス氏は以前、熱帯雨林の林床に積もった葉の上で群れを作らずに暮らす極小のカエルを見つけ、新しい属としてPaedophryne属の新設を提案していた。この属のカエルは、環境の中でほかの生物が果たしていない役割を追求して、このような小さな体に進化したのだろうとクラウス氏は指摘する。たとえば、極小のカエルはダニのような小さな獲物を食べて生きているが、大きなカエルはそれでは命をつなげないとクラウス氏は言う。この小さな生き物を見つけ出すためには、鳴き声を耳でとらえ、その音の発生源を突き止めるという方法が用いられた。クラウス氏のチームはパプアニューギニアで、現地の支援スタッフとともに、地面に顔をつけるようにしてカエルを探し、見つけたら素手で捕まえようとしたが、これは楽な仕事ではなかった。「かれらの跳ね方はまるでコオロギみたいだ。ある瞬間にここにいたかと思うと、1秒もしないうちにあっちに行っている」。
今回の発見が示唆しているのは、地球上にはまだほかにも、これまで見つかっていない小型のカエルが存在していて、落ち葉の層の上を跳びはねているのだろうということだ。「熱帯のまだ調査のあまり進んでいない地域では、他にも小型の種の発見や分類の余地があることは間違いない」と研究チームは論文に記している。「それがこの分野のワクワクするところだ。今回のような新種はこれからも発見が続くだろう」と、CIのムーア氏も言葉を添えた。今回の発見は、2011年12月12日発行のオンラインジャーナル「ZooKeys」に掲載されている。
・・・動物たちの絶滅ニュースが多い中、新発見・再発見ニュースはとてもうれしい。私たち人間の心も、そうありたいものである。