岩手女子高等学校
盛岡市大沢川原の岩手女子高(佐藤章校長、生徒544人)書道部が結成した「書道ガールズ」は5月3日、同市大通商店街でパフォーマンスを行う。幅約10メートルの和紙に、音楽に乗って歌詞やメッセージを書く。東日本大震災復興に向け一つになろうとの思いを込め、筆をバトンのように手渡して「絆」を表現。同校JRC(青少年赤十字)部の応援も得て、練習にラストスパートをかけている。書道ガールズは2010年秋に結成。部員たちは新聞を貼り合わせた紙を廊下に広げるなどして練習し、卒業生を送る会など校内行事で披露してきた。一方で、外部発表の機会を学区内の同商店街で持ちたいと以前から相談を重ねていた。震災後に盛岡大通商店街協同組合が復興祈願の親子お絵かき大会を企画。趣旨に賛同し大会内で出演することになった。今回は2曲に合わせパフォーマンスを披露。このうちケツメイシの「さくら」では、幅約10メートル、長さ約5メートルにつなぎ合わせた和紙の上に歌詞とメッセージをつづる。約1メートルの大筆が躍動する姿は圧巻。同校JRC部も自分たちで歌詞に合わせて手話で表現し、ラップ部分では動きの速い手話に挑戦する。パフォーマンスではバトンのように大小の筆を手渡し絆を表す。佐藤幼菜(わかな)さん(3年)は「力を合わせて作品ができるように、岩手も一つにまとまればよい」と思いをパフォーマンスに込める。津志田美帆部長(3年)は「作品を見た人が元気になってくれればうれしい」と願う。
東日本大震災の復興を願って、私立岩手女子高校書道部の「書道ガールズ」(15人)とJRC(青少年赤十字)部(24人)が5月3日、盛岡市大通商店街の歩行者天国で書道パフォーマンスを行った。音楽と観客の手拍子に合わせ、JRC部が手話で歌詞を表現しながら、筆をバトン代わりに、生徒らは体全体で書き上げた。パフォーマンスは「絆-震災に負けない」と題して、ケツメイシの「さくら」とGReeeeNの「刹那(せつな)」の2曲に合わせ、画仙紙(縦10メートル、横4メートル)に大小の筆でメッセージを書き上げた。「さくら」では歌詞と、市内で桜が舞い散る風景に合わせ「桜花乱舞」とつづった。「刹那」では、大きな筆で「蘇(よみがえ)れ美しい故郷(ふるさと)岩手は負けない」と思いを込めた。書道部長の津志田美帆さん(3年)は「震災で家族や地域の絆を再認識した。自分たちには書道しかできないけど、応援していることを伝えたい」と話した。
私もがんばらなくては・・・「書道ガールズ」のパワーには到底およびませんが。