★ Concerts for Japan ★
震災発生から約2週間後というきわめて短期間の準備を経て、5回にわたるチャリティコンサート「Concerts for Japan コンサーツ・フォー・ジャパン」が開催された。呼びかけたのは、世界的に有名なサックス奏者、ジョン・ゾーン。長年日本に住んでいたことがあるほど親日家としても知られている。日本の被災者救援のためのコミュニティ、Save Japan Benefitsを立ち上げ、自らすべてのミュージシャンに声をかけて、コンサートの総合指揮にあたった。ヨーコ・オノ&ショーン・レノン、坂本龍一、チボ・マット、ソニック・ユース、ノラ・ジョーンズ・・・震災からたった数日のあいだに、そうそうたるミュージシャンたちが趣旨に賛同し、コンサートが実現した。5回にわたるコンサートの合計動員数は約1,900名、収益金は約11万ドル(約946万円)にも上った。この収益は義援金として、ジャパン・ソサエティのJapan Earthquake Relief Fundを通じ、全額寄付される。
■第1回
3月27日(日)20時~
会場:ミラー・シアター
主なアーティスト:オノ・ヨーコ&ショーン・レノン、チボマット、矢野顕子、ソニックユースなど
■第2回
4月8日(金)18時30分~
会場:エイブロンズ・アーツ・センター
主なアーティスト:キム・ゴードン&サーストン・ムーア、にしなあや、ジョン・ゾーンなど
■第3回
4月8日(金)21時30分~
会場:エイブロンズ・アーツ・センター
主なアーティスト:ノラ・ジョーンズ、ジェシー・ハリスなど
■第4回
4月9日(土)13時~
会場:ジャパン・ソサエティ
主なアーティスト:フィリップ・グラス、ルーリード&ローリー・アンダーソン&ジョン・ゾーンなど
■第5回
4月9日(土)18時~
会場:ジャパン・ソサエティ
主なアーティスト:坂本龍一、ビル・ラズウェルなど
音楽家の坂本龍一さんがピアノで犠牲者の鎮魂を願う調べを奏でた。坂本さんは能や詩の朗読を取り入れながら、ピアノを演奏。最後は「悲しんでばかりもいられない」(坂本さん)という思いから、喜劇王チャプリン作曲の「スマイル」をバイオリニストと共に披露し、約260人の聴衆で埋まった会場は祈りと希望の空気に満たされた。
・・・KIZUNAって言葉にぴったりのミュージシャンたち。
ということで・・・
オノ・ヨーコさんには申し訳ないが、やっぱりジョン・レノン。
デザインのイメージは、もちろん・・・
イマジン。