スタードーム(91)
以前紹介した四角いベニヤ板で作る「プライドーム」はヒッピーたちが考案?したようですが、さらに、こんな実験都市が・・・
■ドロップ・シティ(Drop City)
1965年に南コロラドでできたアーティストのコミュニティでした。1970年代初期までに捨てられて、それは最初の地方の「ヒッピーコミューン」として知られていました。世界中から人々が泊まりに来て、建設プロジェクトに取り組みます。Buckminsterフラーとスティーヴベアについての構造上の考えの影響を受けて、居住者は自動車屋根と他の安価な材料の金属から作られる幾何学的なパネルを使用し、住宅を供給するためにドームとzonohedraを造りました。
■zonohedron (複数形 zonohedra)
(幾何学) A special case of convex polyhedron, in which every face of the polyhedron is a polygon with point symmetry.
凸多面体の特別なケース。(ポイント対称と共に多面体のあらゆる表面がそれで多角形です)。
■スティーブ・ベイヤー(Steve Baer)
ベイヤーは、建築家バックミンスター・フラー(R. Buckminster Fuller)によって発表されたドーム幾何に触発されました。彼は、1960年代前半に時折、トリニダード(コロラド州)近くの実験都市、ドロップ・シティ(Drop City)を訪れました。ドロップ・シティの創設者たちの中には「ドロップ芸術家」のクラーク・リチャート(Clark Richert)、ジーンおよびジョアン・ベルノフスキー(Gene and Jo Ann Bernofsky)たちがいました。
この実験都市を計画する中で、彼ら創設者たちは、ドーム構造により居住空間を構築することを考えました。その場合、床は円形になり、多種類の異なった長さの梁とジョイントが、大量に必要です。それらは非常に複雑な構造となり、何らかの理由で、それらの形を少しでも変えようとすると、根本から、すっかり構造を変えなくてはなりませんでした。
スティーブ・ベイヤーは、チューリッヒ在住時に、妻が子供の玩具で菱形面の立体を作ってやったのを見て以来、多面体に関心を持つようになりました。そして、ついに、少ないパーツで非常に多様な図形を作成することができる新しいシステムを発明しました。
・・・それが、以前紹介した科学玩具「ゾムツール」なのです。