スタードーム(34)
現代のダ・ヴィンチと呼ばれるバックミンスター・フラーに始まり、やっぱり本家ダ・ヴィンチに辿り着くとは・・・
「ダ・ヴィンチ・スティックス」というパズルのようなものもありました。
■ダ・ヴィンチ・グリット
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた格子パターンで、アトランティコ手稿に遺されています。当初このパターンは、平面で描かれていたため、長い間用途不明のアイデアと見なされていました。
オランダの彫刻家Rinus Roelofsは、それがある構造を示していることに気がつき、早速模型を作ってみた。するとそれは平面に収まらず緩やかな弧を描いて浮き上がってくるのであった。この実験はその後展開し、イタリアの数学研究チームによって実験が繰り返された。
近年の研究により、数種類のパターンが見つかり、その格子パターンによってできる構造が軽量でありながら剛性が高く、その利点や応用技術が発表され注目されつつあります。その中には、振動や衝撃を吸収する構造となることが明らかとなっています。ダ・ヴィンチは、すべてはほかのすべてとつながっていることを知っていました。彼はそれを「コーツネーション」(連結)と呼んでいました。
Glenn Easley&Rikk Careyも・・・こんな屋根構造を提案しています。
鳥取「花回廊」のフラワードームです。