家庭のイ学(7)
■東京都板橋区
「イタバシ」の文字を図案化したもので、中央の円の左が「イ」、右が「タ」、円の四方に「ハ」、を4個組み合わせて「ハシ」をそれぞれあらわし、本区の限りない発展を象徴しています。(昭和27年4月1日制定)
板橋区のイニシャルI(アイ)がモチーフ。Iが6個つながった形。Iはまた、一人称のI(個人)でもあります。一人ひとりがお互いに協力しながら未来を築いていこうという意味です。(平成12年3月選定)
■青森県北津軽郡板柳町
町章は、カタカナの「イ」による林檎マーク。
■マルイ漬物
創業以来「池田屋漬物店」として営業して参りましたが、1984年法人化するに当たり、申請を申し出た処、「池田屋漬物店は既に登録済です」と言い渡されたそうです。その頃は、今と違い樽に漬物を並べて量り売りしていた時代、『樽に書いていた屋号「○にイ」の字を当てて「マルイ」漬物と考案した』と聞いております。とっさに思いついたものか、よくよく考えたものか、残念ながら今となっては創業者も他界し、聞く術はありませんが、「まるい」という音のように、ほどよく「まるい」飽きのこない味を目指していきたいと思っております。
■マルイの肉
明治36年(1903)の創業以来「マルイの肉」として仙台市を中心に多くの皆様に高い評価と絶大なるご支持を頂き、順調に営業規模の拡大を図って参りました。昭和32年には、佐藤畜産商事株式会社として法人化、さらに、取引先の増加と広域化などで業務の拡大に伴い、昭和63年仙台中央食肉卸売市場に隣接する約1000坪の敷地に最新の設備を導入した流通施設を建設、従来にもまして高鮮度の商品供給が可能となりました。平成5年には社名を現在の株式会社マルイに変更いたしました。
■「赤いMマーク」の丸井今井百貨店は、1872(明治5)年、新潟県三条市出身の今井藤七氏が創業。道内に7店舗を構える、北海道を代表するデパートです。道民からは「丸井さん」と呼ばれ、親しまれています。今井氏が創業したので「丸井今井」(「丸井」は屋号です)、老舗です。
■「OIOI」でおなじみの丸井デパートは、1931(昭和6)年、富山県出身の青井忠治氏が創業。関東一円から、東海道・郡山・神戸に31店舗を構え、「月賦販売の丸井」「クレジットの丸井」として名を馳せています。上京した青井氏が、勤めていた『丸二商店』からのれん分けしてもらって創めた月賦販売店で、丸二商店の〝丸〟と自分の苗字・青井の〝井〟を取って〝丸井〟を店名にしました。