家庭のイ学(3)
■登録商標「丸にイ」肥後守一俊 縦折鞘
刃材:割込鍛造 柄材;鉄 全長220mm 鞘長121mm 刃長101mm 刃幅16mm 刃厚3.2mm 重量68g チキリ穴有 両面凡座金
丸の中に片仮名のイのマークである。縦折鞘にしては珍しい特大サイズで、刃が強烈な上反りをしている。これじゃあ使いにくいのでは?と思ったら案の定刃の上から中ほどまでは減っているのに付根近くは全く減っていない。この「丸にイ」のマークは資料に全く存在が無い。肥後守を名乗っている事から三木市関係の方や会社名で「イ」の字を探すが、チキリ穴や全体の造作から推量すると当代永尾元佑氏の縁者に行き着くのではなかろうか?初期の丸政の反り方に大変良く似ている。
■千葉県の香取市は、空港のある成田市の北東にある人口8万4千人の市です。2006年3月、この地域にあった1市3町が合併して誕生しました。1市だったのは佐原市。「千葉の小江戸」とされ、運河や蔵などが見られる風光明媚な観光地です。さて、佐原の中心街には、ちょっとかわった地名があります。「佐原イ」「佐原ロ」「佐原ハ」「佐原ニ」「佐原ホ」。全国で見られるのは「一丁目」「二丁目」の「丁目」。しかし、佐原では「イ」「ロ」「ハ」がついています。厳密には、「一丁目」と「イ」は、地名の位置づけとしてはおなじ階層ではなさそうです。「佐原イ」の「イ」は、“大字”だからです。明治に行われた市制町村制による合併で、旧町村名は「大字何々」と名前が残されたものの、佐原の付近では大字を「イ」「ロ」「ハ」などに簡略化してしまいました。この簡略化された大字「イ」「ロ」「ハ」は千葉県北東部のほかの地域でも見られます。たとえば香取市の東どなり旭市には「イ」「ロ」「ハ」「ニ」という大字があります。旭市役所の住所は「旭市ニ1920番地」。JR旭駅の住所は「旭市ロ667番地」。日本でいちばん短い住所のひとつ「旭市ロ1」には県立旭農業高校があります。残念ながら「イの1番」は存在しません。
■生野町(兵庫県)
片仮名のイの字を九ツ合せてイ九(生)と為し、下部の開いて居る右方にあるのは片仮名のノだから生野町を標章するに適当だと云う。これは同町で懸賞募集の結果得たもので明治三十九年一月に制定したものである。
■生野警察署跡
この建物は、明治13年(1886年)8月生野警察署として建てられました。明治初年の建築様式が残された建造物です。また正面から見上げる棟瓦には警察紋章が、その下に元の町章も残されており、当時を偲ぶことが出来ます。(警察紋章と旧町章瓦は生野書院に保存されています。)現在は一区公民館として利用されています。
■飯塚市
「イ」を2つ組み合わせて・・・
■いすみ市の「イ」をモチーフに、飛躍を意味する羽ばたく鳥をイメージしている。全体に千葉県を表し、円はいすみ市を示す。
■伊予市
円内は伊予市のイを図案化しています。円外は伊予市のヨを4個で市(四)、ヨの字が放射線状になっているのは伊予市の発展を表現しています。
■新伊予市
「い、よ」の文字をモチーフに豊かな緑や海などの自然や太陽、人々が未来へ躍動する姿を「無限大∞」のフォルムに重ね合わせて表現。「ひと・まち・自然が出会う郷」新伊予市がさらに発展、飛躍していく姿をシンボライズしました。
■諫早市
「イ」を三つ外向きに配置し、全体を早の字に形どり、「イ・三・早」としたものです。昔、諫早のお城は、かめのお城と呼ばれていました。そのことにちなんで、万年の長命をうたわれるかめが三匹集まった形も表し、諫早市の堅実でたゆみない発展を象徴しています。