春の蛙コレクション(3)
蛙の湯呑をゲットしたので・・・急須もゲットしました。
鳥獣戯画のハンチングを見つけましたので・・・もちろんゲットです。
フェラガモの「カモ」と「カエル」柄のネクタイ・・・現在入札中です。
創業250周年を記念してウェッジウッドが限定制作した2004年のマグカップ・・・
その名は「フロッグサービス」、かなり高価なものです。
エルミタージュ美術館には世界の名品が展示されているが、なかでも興味があるのは食卓を飾った器たち。権勢を誇るエカテリーナ二世(在位1762年~96年)はウェッジウッドに製作させたテーブルウェアが「フロッグサービス」だった。1774年に完成したこれらの名器は全部で九五二ピース(50人分)。英国の風景が落ち着いた茶の顔料で描かれ、緑の小さな蛙――エカテリーナのイギリス・ネオ・ゴシック様式のチエスメ宮(Kekereksinen)が“蛙沼”の意味があった――がトレードマークとなっている。イギリス各地の風景や宮殿など1244通りもの精緻を極めた筆さばきは、ロンドンのチェルシー装飾工房のS・アームストロングやJ・バーネット、そっしてスタッフォートシャーの風景はストリンガーら約33人の絵付師によるものであった。
「フロッグサービス」の制作は、一年がかりの大仕事であった。エカテリーナ二世はマイセン窯の「スワン・サービス」、セーブル窯の「トルコブルー・ウエア」、ロイヤル・コペンハーゲンの「フローラ・ダニカ」など世界の名窯に当代きってのディナー・ウエアを製作させていた愛陶家でもあった。ところで気になるのが「フロッグサービス」の値段。陶磁器教授、前田正明氏の試算によると価格は当時の貨幣で約2700ポンドで、原価は2612ポンド。つまりウエッジウッドの儲けは一年費やしてたったの88ポンドという。さらに教授の解説借りると、1774年の完成時にロンドンのポートランド・ハウスに製品を展示し話題性を高める、つまり宣伝広告費を考慮すると88ポンドはけっして安くはない、ということである。シャルロット王妃をはじめ、貴族たちがポートランド・ハウスに押し寄せ、ウエッジウッドはさらに株が上がったのである。
1996年限定制作のフロッグサービスのお皿が数枚オークションに出品されていましたので・・・落札は無理だろうとは思いつつも入札中です。
高価なシュプリームのカーミットTシャツも入札中です。