さくっ(29)デュシャン考(9) 久しぶりの・・・「横顔」である。デュシャンの様々な写真が残されているが・・・ デュシャンは好んで横顔を撮っているように思われる。 自分の横顔スケッチに実際の「ほっぺ」型を貼り付けたり・・・ 初期の作品にも横顔が見られる。 チェスの対戦風景においては・・・当然、横顔が写しだされている。 階段を降りる裸婦は、もちろん横からのショットである。 動きや方向性を強く意識すると・・・それは、横顔になる。 デュシャンは、芸術の向かうべき方向を暗示していたのだろうか・・・