深刻な友情
一般名:キョウチクトウ(夾竹桃)
学名:Nerium oleander.var. indicum
別名:半年紅、ミフクラギ(目膨木)、Adelfa, Rose laurel
科属名:キョウチクトウ科キョウチクトウ属
原産地:インド
樹高:300~500cm 開花期:6~9月 花色:赤・紫紅・桃・白 花径:4~5cm
葉長:6~20cm
「病人に 夾竹桃の 赤きこと」 高浜虚子
葉は長楕円形で両端がとがった形。やや薄くて固い。葉の裏面には細かいくぼみがあり、気孔はその内側に開く。花は、およそ6月より残暑の頃である9月まで開花する。花弁は基部が筒状、その先端で平らに開いて五弁に分かれ、それぞれがややプロペラ状に曲がる。日本では適切な花粉媒介者がいなかったり、挿し木で繁殖したクローンばかりということもあって受粉に成功して果実が実ることはあまりないが、ごくまれに果実が実る。果実は細長いツノ状で、熟すると縦に割れ、中からは長い褐色の綿毛を持った種子が出てくる。有毒な防御物質を持つため、食害する昆虫は少ないが、日本では鮮やかな黄色のキョウチクトウアブラムシが新しく伸びた枝に寄生し、また新芽やつぼみをシロマダラノメイガの幼虫が糸で綴って内部を食べる。九州の一部や南西諸島では、スズメガ科のキョウチクトウスズメの幼虫が葉を食べて育つ。
乾燥や大気汚染に強いため街路樹などに利用される。神奈川県川崎市では、長年の公害で他の樹木が衰えたり枯死したりする中でキョウチクトウだけはよく耐えて生育したため、現在に至るまで同市の緑化樹として広く植栽されている。日本へはインドより中国を経て江戸時代中期に伝来したという。また類似のセイヨウキョウチクトウNerium oleander も栽培される。
中毒症状としては、疝痛、下痢、頻脈、運動失調、食欲不振などがある。致死量は乾燥葉で50mg/kg[要出典](牛,経口)という報告がある。 花、葉、枝、根、果実すべての部分に毒性がある。燃した煙も毒。但し、腐葉土になれば毒性は無くなる。家畜がキョウチクトウを食べることで中毒症が問題になる。人での中毒はフランスで木を串焼きの串にして死者が出た例がある。日本でも、かつて広島で木を箸代わりにして死者が出ている。広島はキョウチクトウを市の花に指定しているが、学校ではキョウチクトウの利尿効果や毒性についてほとんど教育がなされていない。
花言葉:『危険』『恵まれた人』『深刻な友情』
実は・・・クリスマスのイベント企画に様々な思いが交錯し、すくらんぶるメンバーの間に「深刻な友情」とも言える摩擦が起こりました。
ツリーの製作においても、遅々として進まない困難な作業が続き、メンバーの苛立ちをかきたてました。
そんな過程を経ての完成ですから、感動もひとしおです。