どきっ(44) | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

聖刻文字(神聖文字)ヒエログリフ


ひえろ1

古代エジプトで使われた文字の1種。エジプトの遺跡に多く記されている。紀元4世紀ごろまでは読み手がいたと考えられているがその後使われなくなり、読み方は忘れ去られてしまった。


ひえろ2

中世を通じてもヒエログリフは多くの人々の関心をひきつけていた。近代に入ると多くの学者たちがヒエログリフの解読に挑んだ。特に有名なのは16世紀のヨハンネス・ゴロピウス・ベカヌスと17世紀のアタナシウス・キルヒャーである。しかし、彼らのあるものは解読に失敗し、あるものはまったく根拠のない自己流の読み方に走った。


ひえろ3

ヒエログリフの解読に成功するのは19世紀のフランス人学者ジャン=フランソワ・シャンポリオンの登場を待つことになる。彼はキルヒャーの収拾した資料を研究し、ロゼッタ・ストーンの解読を行うことで読み方を解明した。これが突破口になり、その後も研究がすすんだため、現代ではヒエログリフは比較的簡単に読むことができる。


ひえろ4

基本的には象形文字である。表意文字として使われるが、その文字の持つ音を借りて他の意味や概念を表わすことの方が多い。漢字でいえば仮借の使用法に近い。発音されない文字が表意的に単語に付け加えられて、その単語が何を意味するかを確実にする限定符という記号があり、限定符の違いによって同じ表記のヒエログリフでも意味が変わる。例えば"pr"という言葉には「建物、家、王宮」等の意味がある。そこでヒエログリフでは建物を表す下記の象形文字でこれを表し、pr と読む。この場合は表意文字として使用していると言える。


ひえろ5

エジプトのお土産・・・時計です。


ひえろ6