ぎょ(677) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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魚帽子(3)


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■ナポレオンフィッシュ

「ナポレオンフィッシュ」という名前は、成魚の頭にある大きく張り出したコブが、ナポレオンの帽子に見えることや、堂々とした身のこなしから、ダイバー達が敬意を表してつけた愛称です。正しい名前は「メガネモチノウオ」といいます。


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目の後ろにある2本の黒い線が「めがねのふち」に見えることからこの名前がつきました。メガネモチノウオは、沖縄以南の暖かいサンゴ礁の海にすんでいます。成長すると2メートルにもなり、ベラの仲間では最も大きくなります。ベラの仲間である証拠に、左右の胸びれを動かして泳ぎます。また夜間は、大きな岩の影に横たわって休み、夜明けと共に活動を始める、はっきりした生活リズムを持っています。成魚になると強い縄張りを持つようになるため、狭い水槽内で大型のメガネモチノウオを複数で飼育することは困難です。成魚の体色は暗い緑色をしていますが、幼魚は灰褐色をしており「めがねのふち」もはっきりしています。


なぽ3


■19世紀のヨーロッパの男子帽では、ビーバーハットとビコーン(bicorn)が主体となっています。 ビコーンはバロック、ロココに用いられたトリコーンの角が一つなくなった二角帽子です。 フランス革命時代盛んに用いられ、ナポレオンの帽子としても有名です。その後十九世紀末まで巾広くかぶられました。左右に角を置くかぶり方は将官や憲兵、前後に長くかぶるのは学士院会員、大使、羽根鋳りのないのは学生やスポーツ用などと、 国により職業や階級、用途別にデザインされています。


なぽ4


■ナポレオンの帽子 ビーバーの皮でできているそうです。


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■ジャック=ルイ・ダヴィッド『サン・ベルナール峠を越えるナポレオン』(1801年)


なぽ6

■ナポレオンフィッシュ・ハット

若手帽子デザイナー中田昌樹の感性で選りすぐった生地をドッキングさせたHATです。その時の感覚で作るので同じデザインはない一点ものです。魚のアクセサリーが透け感のある生地に隠れていたり、サイドにはメガネの刺繍が施されていたりと、こだわりが一杯詰まった帽子です。


なぽ7

Chapeau de Napoleon

苔むしたような、蕾(の時の花びらのがく)がナポレオンの帽子を思い起こさせることから名前がついたChapeau de Napoleonです。このガクの形から、よくMossRoseに分類されがちですが実際は、Centifoliaに属しています。


なぽ8


■ヨシガモ

雄は非常に美しく、後頭部の羽が長めでナポレオン帽子をかぶっているように見える。そのためバーダーの間では「ナポレオン」の名で親しまれていることが多い。雌は非常に地味で、他のカモと見分けがつきにくいが、目がやや大きく見えることと、目立った特長の無いのが特徴と言える。


なぽ9