ぎょ(530) | すくらんぶるアートヴィレッジ

すくらんぶるアートヴィレッジ

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

逃げた魚(4)


もうむす1


■モーニング娘「直感2~逃がした魚は大きいぞ!」


もうむす2


■逃げた魚は大きい・逃がした魚は大きい

大きな魚を釣り上げたときの感動もすごいが、逃げた魚はさらに大きい。手に入れかけて失ったものは、悔しさが倍になること。昔から、釣り師の話は、魚の大きさが3倍以上になるのが相場です。手に入れかけながら逃がしたものは、自分のものを失ったように思えて、惜しまれるものだ。取り逃がしたものは、それがどんなものでも、素晴らしいものだったように思えるということ。


にげた6


●あの取引がライバル社に横取りされたんだって? そりゃあ、逃がした魚は大きいな。

A rival company snatched the deal from you? The biggest fish is always the one that got away, I guess.

The biggest fish is always the one that got away.が「逃がした魚…」にあたる言い回しです。


つりばか1


■新釣りバカたち(2)第10話「逃げた魚」

矢口高雄の釣りマンガといえば少年誌の「釣りキチ三平」に対して、青年誌では「釣りバカたち」ということになるでしょう。本の体裁は1985年に出た「釣りバカたち 中国垂釣シリーズ」と同様A5版となっていて、装丁もよく似ています。双葉社アクションコミックスからは矢口マンガの単行本が多く出ていますが、この2種類だけがA5版で他はB6です。初出は後に出た文庫版の巻末資料によると、1986年1月~8月にかけて毎月1回「増刊スポーツアクション」(双葉社?)に連載されたものです。初期の頃がとくに情感豊かな前作「釣りバカたち」に比べ、「新・~」は内容的には、中国垂釣シリーズと同様、釣りエッセイマンガというか、やや実録風の趣が濃くなっています。もちろん十分面白く、1コマ1コマの絵も鑑賞しながら楽しめます。本書は1987年、前述のとおり双葉社から出版されました。その後、1991年に講談社コミックスからハードカバーの「釣りバカたち」全7巻として単行本化された際に全話収録されています。さらに1997年になって双葉社から全2巻で文庫化されています。文庫本では「新・~」全8話となっていて、このすべてが文庫本の第1巻に収録されています。


つりばか2


■講談社コミックス版第4巻イトウ編「逃げた魚」


つりばか3


■矢口高雄『和本・逃げた魚』


つりばか4