逃げた魚(2)
■「にくがにげた」絵・文:森チャック
私は肉のメアティ。あらかじめ精肉された状態で生まれてくるように品種改良された動物なの。でも「セイニク」って何? ある日、店主が接客をしてる隙に思い切って逃げ出しちゃった。すると・・・シュールでキュートなお肉の話。
■「The Runaway Dinner」著:Allan Ahlberg/絵:Bruce Ingman
男の子が食べようとした夕食のソーセージが突然逃げ出した。後を追いかけるのは、フォーク、ナイフ、お皿、果ては椅子やテーブル。作中「これは ほんとうのおはなしです」と念を押される分、へんてこなお話であることがわかるから、何が起こるのやらと期待で胸が膨らみ、子どもの視線は右へ右へとどんどん進んでいった。
■「どらせんせい『にげたさかなはおおきい』のまき」作:山下明生/絵:いもとようこ
14ひきシリーズの山下明生さんと、NHK教育の『いないいないばあ』でおなじみのいもとようこさんの作品。イラストはかわいくて大きくて迫力があるのですが、すこしストーリーが長いかな?5歳ぐらいから。
■「いすがにげた」著:森山京/画:スズキコージ
おばあさんの家から、木のいすがにげだしました。「いすのぶんざいで、にげるだなんて」おばあさんは、こわいかおをして、どこまでもどこまでもおいかけます。でも、いすをつかまえたとき、おばあさんの心にうかんだのは、いすといっしょにすごしてきたじかん。そして、おばあさんは・・・。
それにしても、「○○がにげた」という絵本が結構多くありますね。
■「La arbo...kiu forkuris/ 木がにげた
」文・絵:M. Burkert/日本語訳:北川久
ドイツ人青年が緑少ない極東の大都会東京で書き上げたエコロジー絵本。エス・日対訳、エスペラントを知らない子どもにも。




