ぎょ(334) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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ドロー魚イング(7)


くるめ1


■久留米裕 1941年3月24日生。1963年多摩美術大学美術学部デザイン科卒業。1970年~1973年多摩美術大学デザイン科講師を勤める。1982年株式会社トライを設立。2002年南国美術館/トライアスロン記念館設立。2003年8月29日没(享年63歳)。


くるめ2


●南国美術館

南国の植物や生物たちをテーマに30年創作活動を続けている、久留米裕の私設ギャラリー。グラフィックデザイナーとして東京・沖縄で活躍。宮古島トライアスロン大会のロゴマークデザインをはじめ多数の企業のCI計画や広告企画、オリジナル商品企画に携わる。学生時代からネイチャーアートをライフワークとして、デザインの仕事と平行して水彩画、アクリル画、精密ペン画、彩色木彫などの制作活動を行う。特に沖縄の自然に魅せられ、トロピカルネイチャーを題材とした作品の数々は、まさに南国美術館。ヤンバルの自然や西表島の原生林、宮古島のサンゴ礁に魅せられて、沖縄・東京をいったりきたりするたびに絵画や木彫、オブジェなどの作品が増えていきました。ここには自然の生命力を、不思議さを、素晴らしさを感じとれる楽しいアートがあふれています。
(アクリル水彩画)アクリル系の水彩絵の具の特性が充分に活かされた色彩夢幻の表現技術に、南国の強烈な日光が作用して生まれた作品は、生命力のあふれる大胆さと繊細さを持っています。そして、自然に対する驚きや夢が伝わってきます。

くるめ3


(彩色木彫)沖縄で見られる魚や生物、野菜や果物などが実物の大きさで作られています。本物以上に彩やかな作品は南国ならではの形や色彩とそのバラエティの豊富さで歓迎してくれます。どの小魚もどの草花も亜熱帯沖縄の大事なタレントなのです。


くねめ4



(細密ペン画)スミと細いペンだけで表現されたモノトーンの静かな世界ですが、そこは力強い生命力に溢れ、亜熱帯の豊かで賑やかな色彩が見えてきます。小さな草花に、一匹の小魚に、画面の隅々にまで行きわたった緊張感とこめられた自然への愛が感じとれます。



くねめ5


(オブジェ)材料の合板の平面性が立体的に組み立てられ、その形と色彩が魅力的な造形になっています。これもテーマは南国の自然で単純化、抽象化された作品群は美術館や植物園内を楽しく演出しています。このオブジェの樹木や海の生き物たちは本来、芝生の庭やビーチの砂浜、リゾートのプールサイドなどに設置するためにデザインされたものです。