またまた美術研究会から講師依頼を受けました。他の研究会のテーマは「笑いと涙の美術教育」ですとお話しましたら、私たちの方は「抑圧と解放の美術教育」にしますということに・・・なりました。ということで、この2つの研究会の講演内容をどうするかで、頭を悩ませているところです。これまでの研究会で一番評判が良かったのは、やっぱり「折蟹」です。いろいろな内容をお話するのですが、結局のところ「折蟹」のことしか頭に残っていないようです。まあ、いいか・・・ということで今回も「折蟹」を紹介します。ということで、このブログでも「蝶」を少し離れて「蟹」の拡大画像を紹介しておきましょう。
この「折蟹」は中学生でほぼ1時間の授業にぴったりの教材です。私の場合、美術の最後の授業でいずれ親になるであろう教え子たちに、親から子へ子から孫へと「伝承」することの大切さ、子育ての重要性などを語りながら、美術教師からの最後の贈り物としてこの「折蟹」を伝授しました。折り方を図にしてもなかなか伝えることのできない、手から手に伝えるのがこの「折蟹」です。手のぬくもり・・・として。