バタフライマン19 | すくらんぶるアートヴィレッジ

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身の回りにプラスチックが氾濫しています。一言にプラスチックと言いましても本当にいろいろな種類があって、私の頭では何が何やら・・・透明度や強度は「アクリル」が一番ですがとても高価ですし、その加工は難しい。「塩化ビニール」は、よく用いられてきましたが焼却時に有毒ガスが発生するということで、最近は避けられるようになってきました。あらたに「ポリカーボネイト」(CD-ROM)や「ポリテレフタレート」(ペットボトル)などが注目を浴びてきました。環境問題から生分解性プラスチックの研究がかなり進んできています。


PP1


これまで透明な紙として「セロハン」が工作に用いられてきましたが、かなりデリケートで加工に気を使いました。偶然、透明折紙を発見して購入しましたが、その材質はPPでした。文房具や家庭用品にも多く用いられています。強度や透明度の面では他のプラスチックより劣りますが、簡単にハサミで切断できますし、何より安価です。そこで、透明折紙で蝶をカットし、PPシートに貼り付けてみました。


PP2


色違いのPP蝶を重ねてみました。


PP3


身近なクリアファイルもPPです。パンチで簡単に穴をあけられます。


PP4


紙粘土や紙紐とコラボレーションしてみました。


PP5


PP特有の半透明感が美しいパステルカラーとなり、まるでドロップス(キャンディー)のような甘さをかもし出します。(中央作品)左側は色セロテープ、右側は紙粘土による蝶です。