芸術家と映画(2) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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映画(絵)になる男「ゴッホ」。①炎の人ゴッホ ('56) 監督:ヴィンセント・ミネリ/出演:カーク・ダグラス/製作国:アメリカ②ゴッホからの手紙('87)監督:ポール・コックス/出演:ジョン・ハート/製作国:オーストラリア、フランス、オランダ③ゴッホ/謎の生涯('90)監督:ロバート・アルトマン/出演:ティム・ロス/製作国:イギリス、フランス、オランダ
ゴッホが絵を描くことに目覚めてから、37歳で自ら銃弾で生涯を閉じるまでを描いたかなり正統派のゴッホ映画。ドキュメンタリーというか、教育映画と思えるほど、忠実に描かれている最初はゴッホの絵のオークションシーンから始まり、現在とミックスした感じで進むのかと期待させるが、以降全くそのようなシーンはない。ゴッホ役を演じるティム・ロスはかなり似ている。またゴッホファンとしては、いたるところでゴッホの絵の舞台になった場所が描かれる。細かいところも、そういうシーンがいっぱいで、楽しめる。またゴーギャン役のウラジミール・ヨルヤノフもイメージするゴーギャンにかなり近い。「炎の人ゴッホ」よりもリアルな映画である。