東京(2) | すくらんぶるアートヴィレッジ

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美大をめざす者にとって東京・上野の森は憧れである。芸大に足踏み入れたくて無理を承知で受験に行く。石膏室それはそれは見事なものであった。描くのも忘れて日本に一つしかない石膏像に見とれる。デッサンは悲惨なものであった。それが最初で最後の芸大であった。しかし上野公園は以後なんども訪れ国立西洋美術館では入場券モギリのバイトで毎日出入りしたおかげでロダンの彫刻とは仲良しになってしまった。それは「ゴヤ展」、学芸員の好意で「裸のマハ」を鼻擦り付ける距離で鑑賞させてもらったりもして・・・嗚呼うえの。