プライベート・ライアン③(1998・米) | まなぶんの戦争映画辞典

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プライベート・ライアン③(Saving Private Ryan)

 
監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演 トム・ハンクス、トム・サイズモア、エドワード・バーンズ、バリー・ペッパー、アダム・ゴールドバーグ、ヴィン・ディーゼル、ジョバンニ・リビシ、ジェレミー・デイビス
現代のフランス。老人が家族を連れてノルマンディーの米軍墓地を訪れ、一つの墓の前に感極まって座り込んだ。心配した家族が駆け寄るなか、老人は1944年のノルマンディーでの思い出を回想し始める・・・
冒頭、ノルマンディー戦没者の墓地のシーン。ライアンを見守る奥さん、子供、孫たち。
そして時代は1944年6月6日に戻ります。ライアン家の4人息子たちの中で3人目のS・ライアンがオマハビーチで戦死。
マーシャル参謀総長がノルマンディーに空挺降下した101空挺師団のライアン一等兵(ディモン)を連れ戻すよう命じます。
ここからは主要キャラクターを紹介。左はホーヴァス軍曹(サイズモア)。ラ・メールで戦死します。サイズモアは「カンパニー・オブ・ヒーローズ」「ビョンド・ワルキューレ」などに出演。
カパーゾ二等兵(ディーゼル)。序盤に狙撃されてあっさり死亡します。ワイルド・スピードシリーズで有名。
メリッシュ(ゴールドバーグ)。ユダヤ人でドイツ軍に強い憎しみをもっています。これはドイツ軍捕虜に「私はユダヤ人だ」と言いつづけるシーン。彼もラ・メールで戦死。
ウェイド衛生兵(リビシ)。途中のレーダー破壊作戦中に戦死。
ライベン一等兵(バーンズ)。大尉などに文句ばっかり言ってます。ニューヨーク・ブルックリンの出身で背中に書いてます。
ジャクソン二等兵(ペッパー)。射撃の名手でニヒルな演技で当時、人気になりました。ラ・メールで自走砲の主砲の直撃で死亡。
ドイツ兵「スチームボート・ウィリー」役のヨルグ・シュタドラー。ミッキーマウスの物真似で命乞いするシーンで有名に。名演技でした。
最後アパム伍長(手前・デイビス)に降伏しようとするも射殺されます。
メリッシュを絞め殺したドイツ兵。公開時にスチームボート・ウィリーと勘違いする人が続出しましたが、別人です。
ライアン一等兵(ディモン)。マット・ディモンはアメリカを代表するイケメン俳優ですね。
主役のミラー大尉(ハンクス)。ラ・メールで戦死します。結局生き残ったのはライベンとアパムだけでした(あとライアンも)。死亡率高すぎ。トム・ハンクスは主演男優賞を二回獲った名優で説明不要ですね。
ラストシーンはミラー大尉のお墓(6/13に戦死したのね)からの・・・
現在のライアンで幕切れ。ミラーの「しっかり生きろ」に対する「私はいい人間かな?」ですが、ノベライズの日本語訳(伏見威蕃)では「私はひとかどの人物だろうか?」という迷訳になってました。
 
(寸評)
オマハビーチやラメールでの戦闘シーンの迫力はさすがですが、結構賛否が分かれる作品ですね。アメリカ兵が降伏したドイツ兵を撃ち殺したりするシーンも話題になりました。古いDVDしか持ってないので4KのBlu-rayで見直したいですね。
(評価)☆☆☆★(5点満点)    *DVD