ゲシュタポ・地獄の追跡(2004・伊) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

ゲシュタポ・地獄の追跡(LA FUGA DEGLI INNOCENTI)

 

監督 レオーネ・ポンプッチ
出演 ケン・デュケン、ジャスミン・トリンカ、エンニオ・ファンタスティキーニ、マックス・フォン・シドー、トニ・ベルトレッリ、トーマス・トラバッチ、ボグダン・ギシェフ

1941年のヨーロッパ。ウィーン、ベルリン、ブダペスト、ダンツィッヒなどからクロアチアのザグレブにユダヤ人の少年少女24人が集められた。ドイツのゲシュタポの魔の手が迫り来る中、青年教師ヨゼフ(デュケン)は彼らを連れてスロベニアへの脱出を目指すが、ゲシュタポのクリーク大佐(ギシェフ)は異常なまでの執念で、ヨゼフ一行を追い続ける。

イタリア製作のテレビムービーですがソフトスキン車輌がたくさん出て来ます。右はメルセデス、左はフォードのスタッフカーですね。

フォードの車輌をアップで。フォードと言えばアメリカですがドイツに現地法人がありました。

トラックも色々出ます。これはイタリア戦争映画ではおなじみのオペルブリッツに似たOMタウルスです。

本物のオペルブリッツも登場しますが一瞬だけ。あるならもっと使えよ(笑)。

このトラックはいい感じですが見たことありません。調べますが何か情報があれば教えてください。

このシーンで後ろにM3ハーフトラックが見えますが一瞬のみで全体が見えないのは残念すぎ。せっかく用意したのに何故?キューベルワーゲンもいるんですがほとんど見えず(涙)。

ヴァロブラ役で名優マックス・フォン・シドーが出ています。ベルイマン作品の常連ですが、戦争映画も「勝利への脱出」「コードネームはエメラルド」などに出演しています。

この作品、イタリア軍が活躍します。左の士官フェレッティ(トラバッチ)は脱出に協力的です。

ヒロインのティナ(トリンカ)。むちゃくちゃ可愛いので彼女を見るだけでもこの作品買う価値あるかと(笑)。イタリアではかなり有名なようです。代表作は「息子の部屋」「ミエーレ」など。

右は主役ヨセフ役のケン・デュケン。「イングロリアス・バスターズ」「ナチスが最も恐れた男」などに出演。

悪いナチスはゲシュタポのクリーク大佐(ギシェフ・中央)。異常な執念でヨセフと子供たちを追い続けます。1級鉄十字章の着用位置が逆ですね。

 

(寸評)

イタリアのテレビムービーですが丁寧に作られていて好感が持てます。ティナちゃんが美女だしね(笑)。ちょっと長いですが廉価なDVDが彩プロから出ていますので一同見て損はないと思います。

(評価)☆☆☆(5点満点)   *DVD