レッドチェリー(1995・中) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

レッドチェリー(紅櫻桃、Red Cherry)

 

監督 イエ・イン
出演 クオ・カーユイ、シュイ・シャオリー、ユーリア・タルホフ、ウィスチラフ・ブタンク、リアンナ・イリニツカヤ

1940年のモスクワ。中国共産党員の子息であるチュチュ(カーユイ)とルオ(シャオリー)がイワノフ国際学校に入学する。二人は学校生活にも慣れ平穏な生活を送っていたが、翌年6月にナチスドイツがソ連に侵攻。二人や他の学生たちの運命は大きく動かされていく。

この作品には改造タイガー戦車が登場します。「ヨーロッパの解放」のタイガーのなれの果てのようです(土器手さんのHPより)。

正面から。なかなかの迫力です。この作品は「ヨーロッパの解放」の音楽も使われており、ロケもロシアなどで行われています。

後方から。ヨーロッパの解放から30年経っており、かなりくたびれてますね。

こちらはスチュードベーカーのトラック。アメリカからのレンドリース車輌です。

このトラックは車種不明ですが、戦後のロシア製と思われます。

GAZ製の高級車だと思います。ソフトスキン車輌は頻繁に登場します。

ドイツ軍の乗用車。メルセデスではなくホルヒでしょうか。

ドイツ軍の大砲です。偽装で何だか分かりませんがラッチェバムかな。

ヒロインのチュチュ(カーユイ)。可愛らしい少女を好演してます。この作品の後、中国では有名になったようです。

悪いドイツ軍はディートリッヒ将軍(ブタンク)。芸術家気取りで気に入ったチュチュの背中一面に悪趣味な刺青を彫ります。最後はチュチュを解放して自殺します。

 

(寸評)

かなりキツい内容の作品ですが、ほぼ実話だそうです。戦後もチュチュの刺青は消せず亡くなるまで独身を通したそうです。改造タイガー戦車好きには見逃せない作品ですが日本ではVHSのみの発売です。

(評価)☆☆★(5点満点)   *VHS