イルザ ナチ女収容所 悪魔の生体実験(1974・カナダ・米) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

イルザ ナチ女収容所 悪魔の生体実験

(Ilsa, She-Wolf of the SS)

監督 ドン・エドモンズ

出演 ダイアン・ソーン、グレッグ・ノフ、シャロン・ケリー、ジョージ・フラワー

1945年、ニース医療収容所の所長イルザ(ソーン)は医療にかこつけて残酷な生体実験を繰り返していた。そこにアメリカ軍捕虜のウォルフ(ノフ)がやってきたのだが・・・

ラストシーンに何とM8グレイハウンド装甲車が登場します!緑っぽいグレーの塗装が渋いです。

本物のキューベルワーゲンも登場。SSなのに国防軍(WH)ナンバーなのはご愛敬(「追想」でも書いたな)。

さらにGMCトラックまで活躍。ここはオペルブリッツやOMタウルスを用意して欲しかったですが贅沢は言いません。

ヒロイン(?)はもちろんイルザ所長役のダイアン・ソーン。当時31歳です。いわゆるイルザ三部作の第一作で他に「イルザ シベリア女収容所 悪魔のリンチ集団」「イルザ アラブ女収容所/悪魔のハーレム」があります。

悪いナチスは名無しの将軍役のウォルフガング・ロヒム(この作品のみの変名でホントはリチャード・ケネディ)。他の役者も結構変名を使ってます。記録に残したくなかったのか(笑)。

70年代の作品なのにドイツ兵は第一次大戦のヘルメット。左はウォルフ役のグレッグ・ノフです(彼も変名)。

ラストシーン。収容所での悪行が連合軍にバレないように徹底的に破壊するSS部隊。

 

(寸評)

いわゆるナチスプロイテーション映画で最も有名な作品です。イルザのモデルは実在の女看守イルゼ・コッホとも言われてますが、あまり関係ないような。こうした作品にも結構色々な車輌が出たりするので見逃せません。

(評価)☆★(5点満点)   *DVD