戦場のアウトロー(1969・伊) | まなぶんの戦争映画辞典

まなぶんの戦争映画辞典

これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

戦場のアウトロー・ロンメルを殺れ!(UCCIDETE ROMMEL)

 

監督 アル・ブラッドレイ
出演 アントン・ディフリング、カール・パーカー、ウーゴ・アディノルフィ、パメラ・チューダー、ジュゼッペ・カステラーノ、テア・フレミング、ヴィットリオ・リケルミイ

テレビ放映時の邦題は「ロンメル戦車軍団の最期」。アフリカ戦線においてロンメル将軍の部隊が進撃を続ける中、連合軍は英軍のハウエル大尉(ディフリング)率いるコマンド部隊にロンメル将軍を暗殺を命令、部隊は飛行場においてロンメル将軍の乗る乗用車に奇襲をかけるのだが・・・

ドイツ軍役でM4シャーマンの車体にフランス製AMX戦車の揺動砲塔を載せた戦車が登場。結構多数登場します。これはエジプト軍の魔改造シャーマンと言われるもので、この頃のマカロニコンバットへの登場はそこそこあります。

横から見るとこんな感じ。バランスが微妙ですね。揺動砲塔というのは、砲塔を上下に分かれた2段構造、もしくは内側と外側の二重構造にしているものです。

正面からアップで。やっぱりバランスがおかしいな。

イギリス軍側は普通のシャーマン戦車です。こちらも多数登場して派手な戦車戦を展開してくれます。

この映画、イタリア軍が結構活躍してくれて嬉しい限り。これはスタッグハウンド装甲車。砲塔を改造してイタリア軍っぽく見せようという努力が良い感じです(yawataさんより)。迷彩もいいですね。

この装甲車はウォリッドAPCというロシア製です。これもエジプト軍が装備してたのかな?ドイツ軍役を演じています。

主人公たちが乗るのはGAZ69Mというソ連製のようです。4両登場します。

アップです。あまり見かけない車輌ですね。

ロンメルの乗車するメルセデス170。果たして暗殺は成功するでしょうか?

イタリア軍の車輌ですかフォードV8です。後半にかなり活躍します。

飛行場のシーンに登場するのはSM79みたいな機体。本物のようにも見えますが・・・

アップになると何かハリボテみたいに見えます。木製でしょうか?あっさり燃やされちゃうし。

こちらの戦闘機はマッキMC202みたいにも見えますが、明らかにバランスがおかしく、どう見ても飛べなそう(笑)。

飛ぶ飛行機も登場。メッサー108に似てますがビュッカー181ベストマンでした(yawataさんより)。大脱走でヘンドリーたちが盗んで逃げたのと同じ機種です。

主人公ハウエル大尉(ディフリング)。「赤いベレー」でも英軍役を演じてましたが、やはり悪いナチスの方が似合います(笑)。

ロンメル将軍はちょこっとしか登場しません。誰が演じてるかはimdbを見ても不明です。

イタリア軍のお兄さん(右)が後半活躍してくれます。俳優名とかは不明なので、調査を進めます。

 

(寸評)

「地獄のノルマンディ」で名高いアル・ブラッドレイ監督の佳作です。車輌もにぎやかだし、イタリア軍が活躍するのも嬉しいです。ラストシーンは結構感動モノですよ!

(評価)☆☆☆(5点満点)  *VHS