ベルリン陥落1945(Eine Frau in Berlin)
監督 マックス・フェーベルベック
出演 ニーナ・ホス、エフゲーニ・シディチン、イルム・ヘルマン、リュディガー・フォグラー、ウルリケ・クルンビーゲル、ロルフ・カニース
1945年4月のベルリンではソ連兵による暴力、略奪が横行していた。ある女性ジャーナリスト(匿名)はロシア語が堪能であったことから、自分を守るためにソ連軍のアンドレイ少佐(シディチン)の愛人となる道を選ぶ。
敗戦寸前のベルリンの街がよく表現されています。T34/85戦車が複数登場。白旗の代わりのシーツが多数下ろされています。
T34/85を上から。他の戦車や装甲車は出ません。
ソ連のジープGAZ67が登場。上からのアングルは珍しいですね。
GMCトラックが1両だけ出ます。手前には76.2ミリ砲がいます。
ヒロインは主役の女性(ホス)よりもマーシャ役のニーナ・クリコワ(左)が存在感があったので抜擢。主人公たちに嫉妬する看護兵をチャーミングに演じます(いいなぁ)。「レニングラード 900日の大包囲戦」にも出演。
右は主演のニーナ・ホスですが、左の方見たことあると思ったら、「ヒトラー最後の12日間」でエヴァ・ブラウンを演じたユリアーネ・ケーラーでした。
こちらはフリードリヒ役のロルフ・カニース。彼も「ヒトラー最後の12日間」でクレープス将軍を演じてました。
(寸評)
彩プロおなじみの邦題はダメダメです。原題は「匿名 - あるベルリンの女性」。ある女性の手記が原作ですが、戦争では必ず問題となる占領軍の暴力について真正面から表現しており考えさせられる良作です。
(評価)☆☆☆(5点満点) *DVD