砂漠のライオン(1981・米) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

砂漠のライオン(Lion of the Desert)

 

監督 ムスタファ・アッカド

音楽 モーリス・ジャール

出演 アンソニー・クイン、オリヴァー・リード、ロッド・スタイガー、イレーネ・パパス、ラフ・ヴァローネ、ジョン・ギールグッド

イタリアが植民地化したリビアで、ムッソリーニに立ち向かった英雄オマー・ムクター(クイン)の生涯を描いた大作です。アメリカ映画ですが、当時のリビアの指導者カダフィ大佐が資金を拠出するなど、国策映画的な要素があります。

戦闘シーンはかなり気合いが入っており、戦車、装甲車、軍用車輌が大挙登場します。

フィアット3000を模した改造戦車が出ます。ブルドーザーからの改造のようですが、かなり良くできています。

アップの写真。質感も素晴らしいです。

レトロな装甲車も多数登場してくれます。

結構やられちゃいますが、イタリア軍は悪者扱いなのでやむを得ませんね。

乗用車などもいろいろ出ます。寄せ集め感があります。この部隊はムクター率いる騎馬部隊に全滅させられちゃいます。

マブルーカ役のイレーネ・パパス。ギリシャの大女優です。さすがの存在感です。戦争映画ファンには「ナバロンの要塞」で有名ですね。まだご存命です。

オマー・ムクターを演じたアンソニー・クインも迫真の演技を見せてくれます。

ムッソリーニ(スタイガー)とグラッツィアーニ(リード)。豪華なキャスティングですね。

 

(寸評)

約3時間の大作で、少し中だるみもありますが、戦闘シーンはかなり迫力があります。日本ではほとんど知られていないムクターという人物を知る上でも、見る価値は十分だと思います。

(評価)☆☆★(5点満点)  *DVD