ヨーロッパの解放 第4部 オーデル河大突破作戦(1971・ソ) | まなぶんの戦争映画辞典

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ヨーロッパの解放 第4部

(Освобождение)

 

監督 ユーリー・オーゼロフ

出演 ミハイル・ウリャーノフ、ブフチン・ザカリアーゼ、ユーリー・レスコフ、フリッツ・ディーツ

ヨーロッパの解放第4部です。今回はワルシャワの占領からヤルタ会談、オーデル河突破、ベルリンへの到達までが描かれます。今回はツベターエフとゾーヤがほとんど登場せず、ソ連戦車兵とポーランド兵の活躍がメインになります。

進撃するカツコフ将軍率いる第1戦車軍のT34部隊。地平線まで続いてますね。すごい物量です、さすが超国策映画。

T34/85は全編にわたって活躍します。左の破壊されたトラックいいですね。かなり大型です。

ケーニヒスベルグを目指す戦車隊のJS3戦車。随伴するのはポーランド軍兵士。ポーランド軍が活躍するのは当時の同盟国(ワルシャワ条約機構)への配慮ですかね。

ジューコフ将軍はなぜか米製ジープで登場。右のトラックもスチュードベーカー製のレンドリース車輌。第3部まではGAZなどソ連製だったのに。これも西側への配慮?

防戦一方でドイツ戦車はもう活躍せず。改造タイガー戦車も破壊されたシーンばかりです。手前は第2戦車軍司令官ボグダノフ大将。

ヤルタ会談のシーンです。ルーズベルト、チャーチル、スターリンのそっくりさん。

ヒロインは前述のとおりゾーヤちゃんが不在なのでドイツ市民の金髪のお姉さんにします。乱暴されたりしないでソ連兵が親切なのは国策映画だから・・・

ヒトラーはフリッツ・ディーツ。飽きてきたのでドイツ首脳たちと。左からヒトラー、カイテル、グデリアン、ゲーリング、ヒムラー、ゲッベルス。グデリアンが特にそっくり。この後すぐ解任されちゃいますが。

 

(寸評)

5部作の中で最も地味な作品ですが、80分少しと短いので飽きません。ヨーロッパの解放は一気に見ようとしないことが楽しむ秘訣かと(笑)。

★★★(5点満点)