砂漠の鬼将軍(1951・米) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

砂漠の鬼将軍(The Desert Fox)

 

監督 ヘンリー・ハサウェイ

出演 ジェームス・メイソン、セドリック・ハードウィック、ジェシカ・タンディ、エヴァレット・スローン

砂漠の狐ことロンメル将軍の半生を描いた作品。アフリカ戦線での死闘からノルマンディの戦いを経て、自殺までが描かれます。

戦車はほとんどが記録映像で、ロケでの登場はこれくらいです。M3A3スチュアートでしょうか。チラリとしか登場しません。後方のロンメルの車輌はダッジWC6をホルヒっぽく見せたもののようです。

ソフトスキン車輌もあまり出ません。ダッジWC63にダミーの小型砲を載せた車輌(雰囲気いいですね)とサイドカーです。ダッジの車輌についてはコウ中村さんの情報によります、ありがとうございます。

ラストのロンメルを讃えるシーンでは戦車に乗ってます。M24チャーフィー戦車でした(yawataさんより)。後ろに続くのはなぜかシャーマンです。合成ですかね。

特にヒロインは出ないのでロンメルの奥さんルーシー役のジェシカ・タンディを紹介。当時42歳ですが、38年後80歳のときに「ドライビングMissデイジー」で最高齢のアカデミー主演女優賞を取ることになります。

ヒトラー役はルーサー・アドラー。彼は同じ年の「独裁者の最後」という作品でヒトラーに変装する百面相俳優の役を演じています。DVDも出ており、なかなか面白いのでお勧め。

最後に悪いドイツ軍役はブルグドルフ将軍を演じたエヴァレット・スローン。個性的な顔つきですね。ロンメルに自殺を強要します。他には「市民ケーン」などに出演。

 

(寸評)

戦後6年で作られた作品ですが、ロンメルを美化しすぎたため、後に連合軍(オーストラリア軍)が主役の「砂漠の鼠」が作られたのは有名な話ですね。古くささも感じられず、好きな作品です。

★★★☆