脱走戦線・ソビボーからの脱出(1986・英) | まなぶんの戦争映画辞典

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脱走戦線・ソビボーからの脱出(Escape from Sobibor)

 

監督 ジャック・ゴールド

出演 アラン・アーキン、ルトガー・ハウアー、ジョアンナ・パクラ、ヘルムート・ベッカー、ジャック・シェパード

1943年、ユダヤ人絶滅収容所ソビブル(ソビボー)で実際にあった大脱走事件を描いたテレビ映画。囚人のリーダー、レオン役をアーキン、ソ連軍捕虜アレクサンダー役をハウアーと二人の名優が好演しています。ジャック・ゴールド監督といえば「恐怖の悪魔メデューサ・タッチ」がおすすめ!

収容所ものなので当然戦車などは出ずソフトスキン車輌のみ。でもキューベルは出ます。所長のライヒライトナー中尉とワーグナー曹長が外出するシーン。これが脱走のきっかけになります。

メルセデスっぽいトラックも登場。右はウクライナ人の看守。リアルです。戦後逮捕されたジョン・デミャニュクが知られています。

ヒロイン、ルカ役のジョアンナ・パクラ。アレクサンダーに惚れちゃいます(奥さんいるのに)。有名なモデルさんらしく美女でスタイルも最高です。最後は生き残れるのかハラハラしちゃいます。他に「デスミッション・怒りの戦場」などに出演。

悪いドイツ兵の紹介は残虐非道なグスタフ・ワーグナー曹長を演じたヘルムート・ベッカー。どんなに悪いやつかは書ききれないので、ウィキペディアなどをご覧ください。

他の作品では「遠すぎた橋」のモーデル元帥司令部前で少年を通してあげる優しい憲兵を演じています。1級鉄十字章を受章している(下士官クラスでは少数)勇士ですね。

 

(寸評)

テレビ映画なので、こじんまりとしてますが、メリハリの効いた力作だと思います。2018年に同じ事件を描いた「ヒトラーと戦った22日間」が公開されています。なお、DVDは画質がイマイチですが見れるレベルですし安いので買って損はないかと思います。

★★★(5点満点)