裂けた鉤十字・ローマの虐殺(Rappresaglia)
監督 ジョージ・パン・コスマトス
音楽 エンリオ・モリコーネ
出演 リチャード・バートン、マルチェロ・マストロヤンニ、レオ・マッキャーン、デリア・ボッカルド、アンソニー・スティール、ジョン・スタイナー
1944年のローマ郊外、アルデアティーネの虐殺(犠牲者335人)を描いた作品。ラッセラ街におけるパルチザンによるSS部隊への爆破事件で33人が死亡。ヒトラーの命令による報復(当初は兵士1人につき50人)に悩むローマのゲシュタポ長官カプラー(バートン)の苦悩と、虐殺を止めようと奔走するアントネッリ神父(マストロヤンニ)の尽力が描かれます。
戦車は出ませんが、大好きなソフトスキン車輌は色々登場。ローマの街を背にしたキューベルは状態が良さそうで、ジャーマングレーの塗装も渋いです。
トラックも色々登場。これはオペルではなくメルセデスですかね?
色々な種類のトラックが登場!一番奥のキャブオーバー型のはイタリア製ですね(深刻なシーンなのにすみません。)。
ヒロインはレジスタンスの紅一点エレナ役のデリア・ボッカルド。美女です。他の戦争映画の出演はなさそうですが、ノスタルジア、テンタクルズ(それを選ぶか(笑))など多数の映画に出演。
ヒトラーは出ないので悪いSS将校ドルマン大佐を演じたジョン・スタイナーを紹介(右はバートン)。
神経質なナチを演じたらピカイチの悪顔です。他に戦争映画ではサロン・キティ、悪魔のホロコースト、炎の戦士ストライカーなど怪しい作品に出演。また紹介します。
(寸評)
カプラーの中間管理職としての苦悩が中心になります。深刻な内容ですが、見ておくべき作品だと思います。
(評価)☆☆☆★(5点満点) *DVD