裂けた鉤十字・ローマの虐殺(1973・伊、仏) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

裂けた鉤十字・ローマの虐殺(Rappresaglia)

 

監督 ジョージ・パン・コスマトス

音楽 エンリオ・モリコーネ

出演 リチャード・バートン、マルチェロ・マストロヤンニ、レオ・マッキャーン、デリア・ボッカルド、アンソニー・スティール、ジョン・スタイナー

1944年のローマ郊外、アルデアティーネの虐殺(犠牲者335人)を描いた作品。ラッセラ街におけるパルチザンによるSS部隊への爆破事件で33人が死亡。ヒトラーの命令による報復(当初は兵士1人につき50人)に悩むローマのゲシュタポ長官カプラー(バートン)の苦悩と、虐殺を止めようと奔走するアントネッリ神父(マストロヤンニ)の尽力が描かれます。

戦車は出ませんが、大好きなソフトスキン車輌は色々登場。ローマの街を背にしたキューベルは状態が良さそうで、ジャーマングレーの塗装も渋いです。

トラックも色々登場。これはオペルではなくメルセデスですかね?

色々な種類のトラックが登場!一番奥のキャブオーバー型のはイタリア製ですね(深刻なシーンなのにすみません。)。

ヒロインはレジスタンスの紅一点エレナ役のデリア・ボッカルド。美女です。他の戦争映画の出演はなさそうですが、ノスタルジア、テンタクルズ(それを選ぶか(笑))など多数の映画に出演。

ヒトラーは出ないので悪いSS将校ドルマン大佐を演じたジョン・スタイナーを紹介(右はバートン)。

神経質なナチを演じたらピカイチの悪顔です。他に戦争映画ではサロン・キティ、悪魔のホロコースト、炎の戦士ストライカーなど怪しい作品に出演。また紹介します。

 

(寸評) 

カプラーの中間管理職としての苦悩が中心になります。深刻な内容ですが、見ておくべき作品だと思います。

(評価)☆☆☆★(5点満点)  *DVD