将軍たちの夜(1967・英、米、仏) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

将軍たちの夜(The Night of the Generals)

 

監督 アナトール・リトヴァク

脚本 ジョゼフ・ケッセル

音楽 モーリス・ジャール

出演 ピーター・オトゥール、オマー・シャリフ、ドナルド・プレザンス、フィリップ・ノワレ、チャールズ・グレイ、トム・コートネィ、ジョアンナ・ペティット

1942年ドイツ占領下のワルシャワ。売春婦が数十か所を刺される猟奇殺人が発生。被害者が諜報部の情報提供者だったこともあり、捜査は同部のグラウ少佐(シャリフ)が担当することになる。事件の目撃者(シャルル・ミロ)は「犯人は軍服で、ズボンに赤いストライプが入っていた」と証言した。赤いストライプは将官だけであり、容疑者は、占領軍司令官ガープラー将軍(グレイ)、参謀長カーレンベルク将軍(プライス)、装甲部隊の司令官タンツ将軍(オトゥール)に絞られた。グラウ少佐は3人が一堂に会するパーティー会場に乗り込み直接対面するのだが・・・・・・

戦車や軍用車輌は脇役ですが、いろいろ登場して楽しませてくれます。こちらはBTR152装甲車。

昔なんちゃってプラモ作りました。

有名な改造タイガー戦車も出ます。T34/85からの改造ですね。右には75ミリ対戦車砲もありますね。本物かな?

また、パリのシーンでM24チャーフィー改造のパンテル戦車が登場。このシーンでは4輌いますね。他にハーフトラック、対戦車砲も見えます。

改造パンテルのアップ。「パリは燃えているか」と同じ車輌ですが、迷彩がいい感じですね。キューベルやシュビムも見えます。

タンツ将軍率いるSSニーベルンゲン師団前には改造ハーフトラックが2輌。こちらも「パリは燃えているか」と同一車輌。架空の師団ですが師団マークがカッコいいです。

ロンメル元帥の車輌としてメルセデスG4が登場。ヒトラー暗殺のシーンにも塗装を変更して登場します。

タンツ将軍の車輛はマイバッハDS8です。ピカピカで曲線美が美しいです。
容疑者の3人の将軍。中央がタンツ将軍(オトゥール)。右がガープラー将軍(グレイ)。左がカーレンベルグ将軍(プレザンス)。さあ誰が犯人でしょうか。この時点で既に一択ですね(笑)。ワルシャワに将軍が3人だけってあり得ませんが、なんでこの3人に絞られたのかな。
ヒロインはウルリケ役のジョアンナ・ペティットです。個性的な美貌が素晴らしく、かなり好きなタイプです。制服が似合いますね。代表作は「007 カジノ・ロワイヤル」「大列車強盗団」など。

左はパリの娼婦役のベロニク・バンディユ。この後、右のピーター・オトゥール扮するタンツ将軍に惨殺されます(涙)。戦争映画では他に「戦争のはらわた」「戦争のはらわた2・戦場の黄金律」に出演してます。

 

ナチス将校はパリ軍政長官シュトゥルプナーゲル将軍役のハリー・アンドリュース。「空軍大戦略」など戦争映画への出演は数知れず。大好きな俳優です。

最後にモラン警部(ノワレ)とグラウ中佐(シャリフ)の名シーン。「セックスと美食は両立しないものだ」。名言ですね。あなたはどちらを選んでるでしょうか。

 

(寸評)

大好きな作品です。ドイツ将校は全てドイツ人以外が演じていますが、みんな円熟の演技。オマー・シャリフのグラウ中佐、チャールズ・グレイのガープラー将軍が特に良いです。ジャールのスコアも素晴らしい!文句なしの満点です。

(評価)☆☆☆☆☆(5点満点)  *DVD

(双葉)☆☆☆☆(4点満点) ※第二次大戦外伝としては抜群の一編。→同感です。