東光高岳製作所専用線の夏
8月始め、一度訪れてみたかった栃木県は小山市の、東光高岳製作所専用線を訪れました。
特大貨物を使用した変圧器輸送で有名な専用線ですが、この日は特大貨物シキ801が走りました。
梁交換を終えたシキ801B2が、高岳製作所の専用機D35-101に牽引されて荷役線にやって来ました。
暫くすると小山駅方向から、DD200-9が単機で送込まれて来ました。
遮断機の無い踏切が多く、一旦停止しながらゆっくりと錆びついた線路を走って来ました。
何とも言えない雰囲気のある専用線だけに、送込みの単機でも画になりました。
そして荷役線でシキ801B2を引き継いで、小山駅へと向かいます。
住宅地の年に片手程しか走らない専用線は、久しぶりの列車走行に活気がありました。
迫力ある大きさの特大貨物シキ801B2は、撮っていて飽きない存在でした。
高岳製作所専用機が牽引する姿が満足に撮れなかったので、単機の返却回送も撮りました。
こちらの機関車も一旦停止を繰り返しながら、ゆっくりと専用線を走り住宅地へと消えて行きました。
まるで廃線のような雰囲気を醸し出した場所だけに、そこを走る姿は貴重なシーンに見えました。
その後はDD200の姿を再び撮ろうと戻ると、丁度本線へ合流するところでした。
雑草が繁茂する小山駅構内で、特大貨物列車はゆっくりと本線へと入って行きました。
やっと訪れシキを撮る事が出来ましたが、本当に大汗流れる灼熱の夏でした。
2024.8.2 : 東光高岳製作所専用線