秩父路の汽笛始動
冬の終わりが見えて来たこの季節、秩父鉄道ではSL"パレオエクスプレス"始動の時期となりました。
今シーズンは試運転より前に、SL引出し訓練ツアーとしてお客さんを乗せて運行始動と言う形でした。
そんな列車が1日2往復すると言うので、前夜飲んでしまっただけに後半戦に間に合うように出撃しました。
それでも前半復路に間に合ったので、まずは私にとっては定番の荒川橋梁で迎撃しました。
C58 363+12系2B+デキ301の編成でその列車はやって来ましたが、案の定スカだったのは想定内でした。
そのまま2往復目の往路、ELのデキ301先頭のシーンも鉄橋の反対側から撮りました。
今回引出し訓練ツアーと言う事で、山区間の上り勾配箇所で一旦停車後、再発進すると言うものでした。
そんな停車する山区間へ行くと本降りの雨とともに、沢山の撮り鉄さんが集結しておりました。
気温もそれなりで雨降りだったので、見事な白煙の爆煙で再発進する姿を撮る事が出来ました。
そしてそのまま追いかけ、再び鉄橋を渡るシーンを汽笛吹鳴の瞬間で撮りました。
その後は客扱いが終わり、返却回送される出発シーンで再び白煙とドレンを出す姿が撮れました。
今回はHMも無く、雨降りでしたが面縦をやるには好条件でしたね。
普段あまり見れないPPの編成だけに、あとはスカ覚悟でデキを連結しているのがわかる画を撮りました。
住宅地に入ってしまいスカだとちょっと画にならない部分もありますが、今回はそんな姿も良しとしましょう。
と言う事で、短時間ながらの展開でしたが、意外と良い瞬間が撮れた引出し訓練ツアーでした。
2024.3.12 : 秩父鉄道沿線