G7 HIROSHIMA ⑥
アメリカ合衆国大統領なみに、通過前の白バイはゆっくりと沿道を通過する。
その瞬間から、稀に見ない最高潮の緊張感に広島の街は包まれた。
いよいよ、今回のG7広島サミットで一番の注目を浴びた人物がやって来る。
道路一杯に広がり、その車列がゆっくりとやって来た。
この方法で走って来るのは、アメリカ合衆国大統領くらいなのだが。
ウクライナ、ゼレンスキー大統領の車列が通過する。
戦時中の国として来日した、ウクライナのゼレンスキー大統領。
見極めてカメラを向けると、BMWのリアシートから目線とお手振りを頂きました。
この瞬間を撮った時、感動で震えた事は一生忘れる事はないでしょう。
そして、今回のサミット撮影の最後は。
平和記念公園で献花へと向かう、岸田首相とゼレンスキー大統領の姿でした。
その歴史的瞬間を撮れた事が、今回のサミットで一番大きな出来事だったと思います。
今回の展開で一番大きかった事は、同じ被写体を撮る仲間とばったりと会った事でした。
その仲間のお陰で、私一人だったら撮る事が出来なかった画を撮る事が出来ました。
本当に、ありがとうございました。
最後にもう一つ。
今回のG7広島サミットは、全国各地から警察官が動員されておりました。
それだけ厳戒態勢でヤバいイベントだと思って展開したのですが。
レンタサイクルで走っていると、沿道に立つ警官一人ひとりが『こんにちは!』と挨拶してくれました。
挨拶が本当に気持ち良いものと言う事を、改めて彼等は教えてくれました。
本当に気分良く撮影出来た広島でした。
また、こう言う機会に出会える日を楽しみにしています。
2023.5.21 : 広島市内