Night On The Galactic Railroad
日没をむかえた山々に汽笛がこだますると、人々が持ったペンライトが点灯した。
めがね橋の手前で夜汽車は一旦停止すると、長い汽笛を鳴り響かせゆっくりと動き出した。
『銀河鉄道の夜』が開演した瞬間だった。
2日目の復路は午後遅めの時間に釜石駅を出発した、SL"銀河"の試運転でした。
遠野より先は日没をむかえ、ナイトクルーズとなり今回のハイライトとなります。
そんな訳で、天気も微妙だったのでちょっと気を抜いてしまった復路前半戦でした。
遠野駅の停車で追い抜き、今回メインとなる夜汽車を撮ろうとシフトしたのですが。
有名ポイントは、既に近くの駐車場は満車で想像以上の人の数々に驚きました。
それもそのはず、照明を浴びためがね橋の美しさは銀河鉄道そのものでした。
ちょっと遠い臨時駐車場に停めて歩いてでも、ここで撮る価値はあったと思います。
長い汽笛を鳴り響かせ、その舞台となっためがね橋を渡るSL"銀河"は感動ものでした。
必死でシャッターを切り、自分なりの結果は残せたと思います。
今回、ナイトクルーズでレンタカー返却がちょっとタイトになるので、自走でここまでやって来ました。
最初は客車のカラーリングは微妙だと思いましたが、このためだったんですね。
と言っても良いくらい、そこを走り抜けた列車は『銀河鉄道の夜』でした。
最後は終着花巻駅で停まっている姿で、今回の遠征を締めました。
意外と撮影時間は少なく、数分するうちに盛岡へと回送されるため出発して行きました。
あまりにも美しかった夜汽車は、終焉をむかえる前にもう一度やって欲しいところですが…。
おそらくこれで見納めとなってしまいそうですね。
最後に感動し、この後は東北道~仙台南部道路・東部道路~常磐道経由で帰投しました。
花巻発20時、友部S.A.までノンストップで走り切り、5時間半で帰宅しました。
走行キロのトータルは1,469Km、ここまで無茶するのは今の車では最後ですかね。
人間関係のしがらみやストレスが溜まっていたので、心の洗浄をしたかったんですよね。
翌日はお疲れ休み、お陰様でWBC優勝の瞬間をリアルタイムで観れました。
2023.3.21 : 銀河ドリームライン釜石線沿線