銀河鉄道、終焉の汽笛。
6月で終焉となるC58239牽引のSL"銀河"試運転。
翌日の復路、まずは山から俯瞰で峠に向け上って行く姿を撮りました。
長い汽笛がこだました後、煙を上げてやって来ました。
そして仙人峠へと向けて山間部に突入して行きます。
3枚目の場所で撮り、背中を向くと4枚目の赤い鉄橋が山の上に見えるΩ区間です。
28年前、DE10がサポートするD51を撮った時に初めて訪れた場所は、今も不思議な空間でした。
仙人峠を越え、釜石から遠野に入って来ました。
下り坂なので煙は期待出来ないとシフトした場所でしたが。
緩煙を上げて来てくれたので、バランスよく仕上げる事が出来ました。
長時間停車で休憩となった遠野駅。
クルーによる丁寧な点検が行われておりました。
感謝の意を込めた、試運転HMがその寂しさを物語っていました。
復路後半は3箇所でシャッターを押しました。
まずは煙が期待出来る場所では無かったからなのでしょうか、
沢山の人が撮っていた各所でしたが、私一人だった立ち上がりの面縦からです。
緩煙がまたバランス良く、迫力あるカットに仕上がりました。
そして、銀河鉄道の舞台でもある眼鏡橋で。
急減速したかと思うと、長く汽笛を鳴らしたまま鉄橋を渡って行きました。
最後は下り列車と交換のため停車した駅からの出発を。
しかし昨年11月のようには上手くいかず、風で煙は進行方向右へと流されてしまいました。
こうして2日間にわたる、SL"銀河"終焉の試運転撮影を終えました。
2023.3.12 : 銀河ドリームライン釜石線沿線