国境の長いトンネルの向こうで
『国境の長いトンネルを抜けると雪国だった。』
その長いトンネル抜けでシャッターを押した3月の始まり。
今年の冬は終わりが早そうで、既に積雪は減り始めていました。
『夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。』
その信号所の舞台となった駅の現在。
霰のような雨が降り始めたこの日、春に向けて雪解けが加速している気がしました。
それでも国境の向こうは1m以上の積雪があり、豪雪地帯らしさがありました。
そこを走る鉄道に歴史があり、全盛期はドル箱路線として人を運んでいました。
今では新幹線開業ですっかり寂しくなったものの、迫力ある建造物は未だ健在です。
撮り始めて21年、始めは公園ばかりでの撮影だったポートレートでしたが。
今、雪撮出来ている事に感謝です。
ちょっと天気は残念でしたが、充実した撮影が出来た1日でした。
最後は、雪の中で赤色が目立った、時刻表に載っていない列車の通過とともに。
この列車、単独で撮りたかったかなとちょっと思いましたが…。
色々ある中で、原点回帰出来た1日でした。
Model : Hakobe Chikuma
(当画像の肖像権はモデルご本人、著作権は撮影者に帰属します。画像の無断転載、二次利用、画像への直接リンク等は堅くお断りします。)
国境の向こう側で撮った5日前、国境のこちら側で撮っていました。
雪晴れの中、地元を走る総武快速・横須賀線の新車納車の配給列車でシャッターを押しました。
2月の終わりなのに、暖かく春が始まっていた気がします。
2023.2.28 : 上越線沿線