Eurofighter in JAPAN
9月の終わり、百里基地にドイツ空軍のユーロファイターがやって来た。
3SQのF-2がサポートし、百里の空にその編隊が見えた時は鳥肌が立った。
そんなヨーロッパの戦闘機の編隊が撮りたくて、あえてギャンブルした着陸の日だった。
その2日後の離日による離陸では、基地外周に集まったファンはその場所によって明暗を分けた。
そんな中で、NATOのA330-243MRTTと、Eurofighter EF-2000の編隊が撮れた事は、大きな成果だった。
奇しくも太陽光が当たったのは、基地真ん中周辺のみで、その瞬間をしっかり押さえる事が出来た。
来日の日、百里基地周辺には航空祭なみの車と人で溢れ、夕刻のその到着を皆が待っていた。
私は羽田空港から転戦して来たので、到着の1時間半前くらいに現地入りすると言うちょっと呑気な行動で。
レアな大物が来るからこそ、皆とは違うシフトでギャンブルしたくなった。
ILSのストレートインやダウンウインドで進入されたら、姿も見ずに終わる撃沈だったのだが…。
その到着は3SQのF-2と編隊を組み、サポートされながらオーバーヘッドアプローチと言う結果に。
お陰で撮りたかった、ユーロファイターの編隊をしっかりと押さえる事が出来た。
特別塗装機のブレイクは、鬼トリでの現像ですが…。
そのカッコ良さは、本当にズバ抜けていると思います。
イカとはよく言ったもので、2回目のブレイクでそのお腹を撮る事も出来ました。
そして2日後の離日の朝、一応夜明け前には現地入りしたのだが。
ここでも自分なりのギャンブルシフトに出た。
先に、着陸時に撮れなかった輸送機のA-400Mが離陸、理想の感じでまずは撮る事が出来た。
そしてユーロファイターの離陸が、基地外周カメラマンの明暗をバックリ分けた。
待機中によっぽどド素人に見られたのか、自称プロカメラマンに付きまとわれ…。
自慢とデマを聞かされ、無線を聞き逃すと言う最大の失態をしたものの。
ブレずに、最初から決めていた自分なりのシフトで待っていたので離陸音に反応出来た。
その離陸は自分が妄想した通りのショートクローズな上がりで、当たったと言いたいところだったが…。
現実は妄想より上手で、想像以上のショートで上がったので見事なお腹になってしまった。
これは、無線をしっかり聞けていても無理!
もう少し後ろにシフトしていても、見えた瞬間の捻りはメラメラだったと思う。
でも、勝負の土俵にはしっかりと上がったと自分なりには思っている。
ショートな上がりで激捻りしたので、ローパスがあると思い速攻で後方シフトする。
基地の南北両側は日陰になってしまったものの、中間地点では太陽光がしっかりと当たってくれた。
そのお陰で、自分なりに納得いく結果は残す事が出来たと思っている。
今回の教訓は、どこで撮ろうかなんて自分次第。
その時どう動くかで、結果は決まる。人は信頼しても、決して信用するな。
特にプロをひけらかす輩には騙されるな、です。
ドイツ空軍の熱い飛行機が去ると。
翌日の"いちご一会とちぎ国体"でフライトするため、ブルーインパルスが到着した。
この関係で機材と人員輸送で、今では希少価値が高くなったC-1の離陸を撮る事が出来た。
そしてブルーインパルスは、4機+3機の2編隊で到着。
第1編隊がオーバーヘッドアプローチで進入し、良いところでブレイクしたので綺麗に撮る事が出来た。
こうして早朝から色んな事があった熱い百里の夏は、終演となった。
2022.9.28・30 : 航空自衛隊百里基地